コロナ関連

世界各国の外出禁止令(ロックダウン)、経緯と制限内容まとめ

今回は世界の外出禁止令(ロックダウン)の現状をまとめていきます。

*日本の現状の後半にまとめています。

世界の外出禁止令(ロックダウン)

米国や欧州、英国やアジアで外出禁止令(ロックダウン)が出されている国はどんな経緯で外出制限が行われたのかまとめました。

*一部の外出禁止令(ロックダウン)や自己隔離規制の国も取り上げています。

*2020年3月27日時点での情報になります。

情報内容は更新していきます。

なお、今回は現在感染が深刻化している欧米、アジアを中心にまとめていきます。

*中国、武漢は1月23日より都市の封じ込めをしていましたが、4月8日に解除する予定のようです。

【追記】

4月8日に、中国の武漢は11週間のロックダウン (都市封鎖)が解除されました。

アメリカ

サンフランシスコ

3月13日→非常事態宣言

3月17日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・不要な外出は控える
・食料品や医療品の販売店は継続
・必要不可欠の買い物は可能
・犬の散歩、運動は可能(1人での)
・人との距離は1.8メートル空ける
・集団イベントの禁止

ロサンゼルス

3月13日→非常事態宣言、バーやレストランの閉鎖

20日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・不要な外出は控える
・食料品や医療品の販売店は継続
・必要不可欠の買い物は可能
・犬の散歩、運動は可能(1人での)
・人との距離は1.8メートル空ける
・集団イベントの禁止

ニューヨーク

13日→非常事態宣言、コンサートホール、劇場、美術感などが閉鎖

16日→公立学校閉鎖

17日→飲食店の閉鎖(テイクアウトのみ可)

19日→百貨店などの店は、ほぼ休業

22日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・不要な外出は控える
・食料品や医療品の販売店は継続
・必要不可欠の買い物は可能
・犬の散歩、運動は可能(1人での)
・人との距離は1.8メートル空ける
・集団イベントの禁止

ハワイ

3月25日→外出禁止措置の実施

内容
・渡航の自粛
・渡航者は14日間の自主隔離
・必要不可欠以外での外出は控える
・居住者だけではなく訪問者にも適応される
・違反者には、5000ドル以下の罰金または1年以下の禁固刑
・集団(10人以上)の集まり禁止

イタリア

3月5日→学校や教育施設の休校

3月8日→北イタリアロンバルディアに外出禁止令

10日→イタリア各地に行動規制

12日→イタリア全土で行動宣言(事実上の外出禁止令)

内容
・結婚式、集団イベント禁止
・必要以外の外出禁止
・医療、食料品以外のお店は休業
・テイクアウト、配達は行っている

イギリス

3月18日→学校学校一斉休校、地下鉄駅を一部封鎖など

20日→商業施設の閉鎖

24日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・生活必需品のお店は空いている
・営業しているお店ではお客様同士の感覚を開けることを義務付けている。
(約1メートル)
・1日1回の運動は許可
・医療、緊急の用件なら外出可能

スペイン

非常事態宣言前→イタリアからの直行便禁止、全教育機関の休校、サッカーリーグ戦の中止、観光地の閉鎖

3月14日→非常事態宣言

15日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・生活必需品以外のお店は休業
・犬の散歩はできる
・美容院はいける
・公園などの公共スペースでの遊技などは禁止
・買い物では一人のみ外出可能

フランス

3月12日→学校(小、中、高、大学)休校

14日→生活に必要なもの(食品、医療、パン屋)以外の場所は全て閉鎖

17日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・生活必需品や医療以外での外出はNG
・入国は禁止(ビザを持つ方以外)
・テレワーク以外の仕事での外出は可能
・外出時に証明書が必要
・国境封鎖
・個人の運動(ランニング)は可能

フィリピン(マニラ、セブ島)

3月13日→ロックダウンの発令

3月15日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・学校の休止
・食品や医療以外のお店の閉鎖
・入国制限
・集団イベントの禁止
・行政機関の期間中機能停止(最低限のみ稼働)
・オフィスは継続するが、在宅ワークを推薦

マレーシア

3月16日→ロックダウンの発令発表

3月18日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・オフィス、商業施設が休止
・スーパーや飲食店(テイクアウトのみ)は開店
・デリバリはやっている
・外出は自粛
・集会の禁止
・海外渡航の禁止
・入国の場合は14日間の自宅待機
・外国人は入国禁止

インド

3月22日→ロックダウンの発表

3月25日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・必要時以上の外出は禁止(朝に食料確保の時間は可能)
・デリバリーは可能(ウーバーは禁止)
・生活に不可欠なサービス以外は閉鎖
・全ての列車、メトロの運用が停止(貨物以外)
・州間の移動が停止
・公共交通機関の停止(地域による)
・オフィス、工場、倉庫の停止
・集団は5人まで

オーストリア

3月11日→学校の休校

3月16日→集会の禁止(実質的な外出禁止措置)

3月17日→レストランは完全に閉鎖

内容
・急務や生活必需品の調達、市民の支援援助(一人、もしくは同伴者のみ)の外出禁止
・預金の引き出しは可能
・ペットの散歩は可能

オーストラリア

3月16日→自主的に隔離が義務化(3週間)3月18日→海外渡航禁止

3月20日→入国禁止措置

23日→一部外出禁止令(ロックダウン)

25日→一部外出禁止令(ロックダウン)強化

内容
・パブ、クラブ、スポーツジム、教会、映画館、カジノなどが閉鎖
・レストランやカフェはテイクアウトのみ
・コンビニ、スーパー、ショッピングセンター、流通、会社など(一部)は開店
・州の間での移動は隔離対象
・ホームパーティーの禁止
・美術館、劇場など閉館
・図書館、アミューズメントパークの閉鎖
・エステ、スパ、マッサージの閉店
・美容院は30分以内の制限
・集団の集まりは10人まで
・結婚式は10人、葬式は5人まで

ニュージーランド

3月24日→公共施設の閉鎖、教育機関の休校、集会イベントの中止

26日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・自己隔離、外出禁止
・スーパーマーケット、薬局、医療関係をのぞくビジネス中止
・買い物、散歩(運動)は可能、基本は一人行動

タイ

3月18日→教育施設の封鎖

22日→デパート、歓楽街の営業中止

26日→外出禁止令(ロックダウン)

内容
・入国禁止
・食品や医療以外のお店の閉鎖
・レストランのテイクアウトは可能
・医療関係者への取材の自粛
・デリバリー可能
・集会の禁止
・物販への買い占め禁止
・公共機関、車の使用禁止

南アフリカ

3月16日→非常事態宣言発令

3月23日→ロックダウン発表

3月27日→ロックダウン開始

内容
・医療、食料品、生活必需品の買い物以外の外出禁止
・生活に必要な主要サービス以外の対人ビジネスの営業停止
・旅客機が全て運行停止

ロシア

3月25日→4月5日までの特別休業指定の呼びかけ

3月28日→上記施策の発令

4月2日→特別休暇を4月30日まで延長

内容
・公的機関、生産中断が困難な企業、医療、生活必需品の販売店などを除き企業の休業
・休業期間中の被雇用者の給与保証

日本の状況【随時更新】

現在の日本の状況を見ていきます。

4月16日→緊急事態宣言が全国に拡大

4月7日→緊急事態宣言発令

4月1日→都内では5月6日のゴールデンウィーク明けまで都立校の休校を決定。

ラフォーレ原宿、渋谷109、渋谷ヒカリエなどが臨時休業になります。

*一部の百貨店のみ記載してあります。

参考元: ファッションスナップ

3月28~29日
28日、29日に高島屋(日本橋高島屋 S.C.、タカシマヤタイムズスクエア、高島屋横浜店)、ルミネ(全館→池袋、有楽町、新宿、横浜、町田、食品を除く→大宮、北千住、立川、荻窪、大船、藤沢、川越)、ニュウマン横浜、

3月27日
・動物園、水族館、庭園の休園、公園内の運動内の運動施設、バーベキュー広場、ドックランしせての休止。
・都立公園、都の管理の河川敷でのお花見を自粛。
・3密(密閉、密封、密接)の自粛
・来週(30日~)以降の外出自粛

同日26日→緊急事態宣言をした後、都道府県知事に権限が与えられる「外出自粛」などの要請期間は「21日程度」とする

3月26日→埼玉、千葉県での都内への週末の「外出自粛要請」

3月25日→東京都での週末(28,29日)の「外出自粛要請」

3月24日→新型コロナの影響により東京オリンピック延期

3月5日→中国、韓国からの入国者は14日間の待機要請

3月2日→学校の休校

2月28日→北海道に「緊急事態宣言」3月19日まで)

日本での政策は東京オリンピックの開催国ということもあり、オリンピック 延期の決定がなされるまでは、緩やかな政策が進んでいました。

そして、オリンピック延期が発表されてからは東京をはじめとして急速に政策がなされてきています。

今後の日本での外出制限令(ロックダウン)が発令された場合はどうなるのでしょうか。

個人的には日本でもしも発令される場合、諸外国の政策がモデルになるのかなと思っています。

【追記1】4月7日

4月7日に緊急事態宣言が発令されました。

これによるロックダウン(都市封鎖)はなく、外出自粛の政府措置を各都道府県が実施できるようになりました。

【追記2】4月16日

緊急事態宣言が全国に拡大されました。

まとめ

今回は外出禁止令(ロックダウン)が出されている地域についてまとめてみました。

状況次第で今後どのように変化していくのか最新の情報をチェックしていきましょう。