東京五輪開催の新たな展開が見えていきました。
新型コロナウイルスの影響で1年延期となった東京オリンピックについてIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長は、組織委員会が発表した大会の簡素化に向けた新たな基本原則を高く評価し、引き続き大会成功に向け準備を進めていく考えを強調しました。
引用元:NHK
来年の東京オリンピックを「簡素化」して開催する基本原則をIOC(国際オリンピック委員会)は高く評価し、「組織委員会とIOCは完全に一致している」として開催準備を進める方針を強調しているようです。
「華美しない大会」を目指す
「簡素化=)むだを省いて簡単にすること。」
言葉の意味はこんな感じです。来年の東京五輪について、10日に大会組織委員会が記者会見で、大会開催方針について3つの基本原則を明らかにしています。
東京大会の開催方針について3つの基本原則をまとめ、選手や観客、ボランティアなどにとって安全・安心な環境を提供することを最優先課題とし、延期に伴う費用を最小化し、都民や国民から理解と共感を得られるものにするとしています。そのうえで、安全かつ持続可能な大会とするため大会を簡素なものにするとしています。
引用元:NHK
これらをまとめると、
・選手・観客・ボランティアにとって安全・安心な環境
・延期に伴う費用の最小化
・国民の理解と共感
・東京大会の参加者、開催時間を減らす
・すべての分野でコストを削減
・国民の意見を聞く?
こんな感じになります。
「華美にしない」は、華やかなイベントやセレモニーなどを縮小して、お祭り騒ぎのような大会とは別の形のスタイルで形にしていくことも含まれると感じました。
東京大会の参加者を減らす
・開閉始式の入場行進の取りやめ、
・来賓などの参加者を絞りこみ
・セレモニーの短縮
といった対策案が出ているようです。
参考元:日本経済新聞
開催時間の短縮や入場を少なくすることで、感染拡大防止をしていく方針のようですね。観客席も削減する案もあり、今後販売予定のチケットも売り出さない可能性もあるようです。
すべての分野でコストを削減
「すべての分野でコストを削減」では、開催に伴うあらゆるサービスや大規模なキャンペーンイベントは行わない方針で進めていくようです。
確かに、最近は色々な業界でキャンペーンイベントなどはしないことも多いと感じています。
国民の意見を聞く?
「国民の理解と共感」については、明確な内容はわかりませんでしたので、個人的な解釈を述べますね。シンプルに国民や都民の理解と共感を得るということは、その人達の意見を聞くことなのかなと思いました。
もちろん、実際に出場するアスリートの方々も含めてです。サービスやキャンペーンの削減でそれに携わるお店や企業の利益はどうなるのかもありますし、働く人々もそうです。チケットだって開会式とか一番良い席でも30万円しますから、更新とかも期待してる人もいると思いますし。
競技日程は来月以降に?
東京オリンピックは開催日は2021年7月23日の予定ですが、来月までに協議の日程や会場を確定させて年内をめどに新型コロナ感染対策をまとめていく方針のようです。
SNSの反応
Twitterの反応を見ていきます。
東京オリンピックは絶対!
しかし全力で準備しても中途半端にしか開催出来ないなら決定してるオリンピックの後の方がいい東京五輪は大会簡素化で検討、開催判断期限は設けず IOC会長 https://t.co/84l6oLKdJt @afpbbcomより
— ばうわう (@bowwowtan) June 11, 2020
東京五輪簡素化とニュースで見るけど、そもそも来年開催できるのかね。どうしてもやりたいんだろうけど、選手や日本国民の命を危険にさらしてまで、開催するのか。意味不明。#東京オリンピック中止
— MYU (@magnolialily69) June 11, 2020
東京五輪の簡素化を検討するとの報道。五輪の原点に戻るような、競技と国際交流を重視する簡素化であってほしい。各競技でW杯がある時代、なんで五輪なのか、それをみんなが思えるようなものになるといい。
— そでひき小僧 (@usirogami1044) June 11, 2020
ほんとに開催できるのか、するのかという声が多い印象でした。
まとめ
東京五輪をの簡素化」で大会が無事に開催されるのか、そしてどんな大会になるのかが気になります。
ネットの反応などを見ていると、開催に後ろ向きな部分もあるのかなぁと感じました。国民の共感を得ることが今後の課題になるかもしれません。