今、高級ホテルでの持ち帰りが問題視されています。
ドイツのラグジュアリーホテルの情報サイト「Wellness Heaven」が実施した調査によると、ホテルの宿泊客はその客室からあり得ないような「お土産」を持ち帰っているようだ。
タオルやバスローブ、ボールペン、洗面道具といったアイテムは、しばしば部屋をあとにする宿泊客のかばんの中に納まっている。だが、ヨーロッパの1157件のラグジュアリーホテルは、その他のアイテムもよく盗まれていると報告した。
引用元:ヤフーニュース
アニメティのような使い捨てのものを持ち変えることはありますが、今回発覚したのは、他にも「アート作品」や「コーヒーメーカー」のようなホテル側のいわゆる「備品」。
大きいものではマットレスも盗まれたという報告も多くあったようです。
ホテル側の対応は?
ホテル側はこの盗みに対して、被害報告を出しているところは少ないと言います。
というのも持ち出したお客を判断することは容易だそうですが、ホテル自体を犯罪と結びつけたくないという意図があるようです。
また、日本でもこのような「備品」の窃盗は起きていますが、この場合でも損害額の多さや刑事手続きの労力を考えて報告しない状況があるようです。
参考も元:弁護士ドットコムニュース
これに対して、ツイッターの反応をみていきます。
・「いや、警察には通報しないでしょう、限が無いから。チェックイン時にクレジットカードの提示確認が無いと今は宿泊できない時代。」
・「そんなでかいもの,どうやってかっぱらうんだ… 」
・「マットレス、テレビって、完全な窃盗だと思います。」
がぎりがないほどに頻繁にされていることを考えると、かなりの損害額になりそうです。
備品と気づかないで持っていってしまうものも中にはあるかもしれませんが、テレビやマットレスは明らかにわかりますよね。
犯罪にはならないのか?
もちろんこのような行為は「窃盗罪」になります。
もっと細かくいうと、「備品を持ち帰る」という行為が窃盗罪になります。
そしてこの窃盗をしてしまった人に同行していた家族や一緒にいる人が阻止しなかった場合は共犯になるのでしょうか?
これはケースバイケースにはなりますが、備品を持ち帰ることに共謀していなく手助けしていないという実際の例では同行者の犯罪が成立しないことになるようです。
参考元:弁護士ドットコムニュース
まとめ
備品盗むということはホテル側が泣き寝入りしているだけで、実際は犯罪行為です。
マットレスやテレビといったものは明らかにわかるのですが、タオルやマグカップなどの細かいものも、備品だということを認識することも必要なのかもしれません。
お客側のモラルの問題でもあると感じました。