日本

日本の自衛隊がすごかった、日本で知られていない実力を解説

日本の自衛隊は世界でも一目置かれるほどの実力なのをご存知でしょうか?

日本のメディアでは、あまりこうした話題は取り挙げられないこともありに自衛隊について知らないことも多いかもしれません。

とはいえ、最近では、コロナ禍で医療従事者に感謝を込めたもの、東京五輪開幕にあたっての「ブルーインパルス」で話題になりましたね。

今回は、日本で知られていない自衛隊の実力と海外の反応・評価を解説していきたいと思います。

自衛隊とは?その役割

日本の自衛隊は、

自衛隊法に基づき、日本の平和と独立を守り、国の安全を保つために設置された部隊および機関

であり、陸・海・空の3部隊から編成されます。第二次世界大戦後に日本の維持と独立を守るために発足された部隊でして、「陸・海・空の3部隊」でわかるように各国の軍隊とほとんど同じ実務と任務を帯びています。

実際に海外からは「軍隊」として扱われています。

その活躍は、国内の災害、他国からの日本の領土に不法侵入した時のスクランブル、海外への派遣発動など多方面で行われています。

最近では、アフガンへの日本人退避のために派遣されることが話題になっていますよね。

自衛隊と軍隊との違いは?

行動実務において決定的に違うこともあり、それは

自衛のための戦力であり、他国に侵略することはできない戦力

だということです。

よくこうした話題で出てくる憲法9条というがありまして、要約すると

・戦争の放棄
・戦力の不保持
・交戦権の否認

という原則になります。(話題になっているのは、「戦力の不保持」で自衛隊の存在自体が戦力といえるのではないかという議論ですね。)

国際法では、「自国を防衛するために必要な一定の実力を使う権利」は自衛権として認められているため日本に自衛隊はあります。

これはナイーブな問題なのでそこまえ触れませんが、個人的には、自衛の戦力がないと隣国に文字通りではないにしろ、侵略されてしまうことが現実にも起こり得ると思います。

特に日本は島国なので海上の自衛は必須でして、創設にあたってはこんなエピソードもあります。

当時、米国海軍大将だったアーレイ・アルバート・バーク氏も当時敗戦で占領下にあった日本で「日本が早く占領状態から解放されるように」と海上自衛隊の創設に尽力しています。

のちに、アーレイ・アルバート・バーク氏はその功績から「勲一等旭日大綬章」を送られています。

海外から認められてる日本の自衛隊の実力

日本の自衛隊は世界各国の軍事力の中でもトップクラスの実力を誇ることはご存知でしょうか。

平和の国である日本に住んでいるとそんなイメージにならないかもしれませんよね。メディアでもあまりこういったことは取り上げられません。

それを証明する資料がありまして、世界の軍事ランキングを報じているアメリカの軍事情報サイト「グローバル・ファイアーパワー」で、2020年の世界の軍事力ランキングでは、

1.アメリカ
2.ロシア
3.中国
4.インド
5.日本

(↑日本以上の全ての国が核保有国)

となっており、世界の核保有国6カ国は、アメリカ、ロシア、中国、インド、フランス、イギリスであるため、日本は非核保有国の中ではトップの軍事力を秘めていることになります。

また、中国は日本の「潜在軍事力」を警戒しているという話もあり、核以外の兵器を生産でき、第6世代戦闘機をはじめとする次世代兵器の開発に着手している日本の技術とそれをいつでも利用できる自衛隊の稼働率の高さは目をみはるほどです。

 

しかし、自衛隊のその実力は兵器技術だけを評価されているわけではありません。

実演訓練などで実際にアメリカとの共同訓練を目の当たりにした隊員は、兵器性能はアメリカでパイロットは日本だと言わしめたとされており、そのくらいに日本の操縦技術が優れているということになります。

その中でも海上自衛隊は世界の海軍力を比較してもアメリカに次ぐ世界2位なのだそうです。

1位のアメリカの海軍力は軍を抜いており、原子力空母11隻を保持するなど圧倒的です。(ロシアで航空空母1隻、中国で2隻)

これは単純な空母の戦力比較ですが、いかにアメリカ海軍の戦力が圧倒的なのかが分かると思います。

現に世界の日本以外の海軍戦力を入れてもアメリカ海軍の半分以下の戦力だそうです。

そんなアメリカ海軍とまともに合同演習できるのは、現時点では日本の海上自衛隊だけとも言われています。(イージス艦の運用実績があるのはアメリカと日本くらいなのだそう)

日本の海上自衛隊にここまで力を入れる理由

この理由は至ってシンプルです。それは日本が島国であり海上国家だからだと言われています。

自衛のための組織なので基本的に戦争を仕掛けることがあり得ませんが、もし万が一、日本に侵略してくる状態になる場合、間違えなく、海から敵はやってきます。それを全て海上で阻止する前提で組織されているのが海上自衛隊だからです。

このこともあり海上自衛隊はイージスシステムを搭載した極めて優秀な艦艇「イージス艦」を8隻保有するほどの戦力を維持しているのです。

これは噂のいきを出ないのですが、一説には、隣国が武力で侵略してくることをしないのは、この日本海上自衛隊の戦力が極めて強力だからということもあるのではないかという見方もあるようです。

まとめ

日本国内ではあまり報道されない自衛隊の戦力が海外で評価を得ているということを見てきました。

海外からこんなにも評価されているのかと、思った人もいたのではないでしょうか。

日本では、戦後の発足から「自衛隊批判」は長い年月にわたって行われてきたこともありメディアには取り上げあげられないことも多いのですが、日本を命がけで守ってくれる、海外支援に全力で答えていく自衛隊のみなさんの姿勢や志には素直に感謝しているというのは、一人間としての個人的な感想です。