オリンピックの会場でお酒の提供、販売を認めるという方針で進んでいるようです。
感染防止対策でお店もアルコール類の提供を「禁止」、「自粛」しているのにどうして五輪会場は認めるの?
オリンピックの観戦とお酒とどういう関係があるの?
そんな疑問を探っていこうと思います。
オリンピック会場でお酒の提供を認めるとして、ネットが大炎上
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が会場で観客への酒類の販売を認める方向で調整していると報じられて、ネットは炎上していました。
何これ。ビール会社がスポンサーってことだからなの?アルコール提供できずにいる飲食店はバカらしくてやってられない。
五輪会場での酒類販売を容認へ 組織委、時間帯など制限か | 2021/6/22 – 共同通信 https://t.co/ii52P7DQwI
— たつみコータロー近畿比例 元参議院議員 (@kotarotatsumi) June 22, 2021
組織委は東京五輪の会場で酒類の販売を認める方向だという。有観客にした上に、そこまで自由にすれば感染拡大のリスクは高まる。そもそも、健康のためのオリンピックに、会場でのアルコール飲料はあまりふさわしいイメージではない。自宅で、ビールでも飲みながらテレビ観戦が一番だ。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) June 22, 2021
https://twitter.com/KAZYBIINKAI/status/1407262131213406220?s=20
ツイッターでも多くの意見が飛び交っていました。反応としては、感染防止対策でアルコール提供を禁止にしてきた飲食店の方々や自粛を守ってきた人々の努力はなんの意味があったんだというものが多いですね。
どうして五輪会場お酒の提供を認めるのか?
こうした情報をみてみると、「アサヒビール」、「スポンサー」というワードが目立っていたので調べてみると、今大会ののゴールドパートナー契約を結んでいるのが、アルコール飲料メーカー「アサヒビール」なのですね。
以下は、HUFFPOSTさんの記事内容を引用させていただきました。
アサヒビールによると、同社はビールとノンアルコールビール、酎ハイ、ワインの4種類の酒類について、競技会場や関連施設で独占的に提供・販売する契約を結んでいる。
そのため、観客への酒類販売が認められれば、4種類については同社の酒類のみが提供される予定。
引用:HUFFPOST
大会スポンサーのアサヒビールとの関係もあるため、アルコール提供を認めるということが言われているとも癇癪できなくもないですが、どのなのでしょうか。
ツイッターの反応をみてみます。
東京五輪の会場でアルコール販売はあり得ないと思うのが普通の国民の感覚かと思います。オフシャルパートナーのアサヒビールに配慮しているのならビアリーの販売をお薦めします。私も平日に愛飲してますが、これは酔わないビールです。
— 矢口裕之 (@yaguhiro) June 22, 2021
丸川大臣は酒類の販売について「大会の性質上、ステークホルダー(利害関係者)の存在があるので組織委はそのことを念頭に検討される」と述べた。大会での酒類の提供・販売については、アルコール飲料メーカー「アサヒビール」がゴールドパートナー契約を結んでいる。https://t.co/3MdYJv3tEF
— Noguchi Akio (@Derive_ip) June 22, 2021
https://twitter.com/nii_jpn/status/1407283417067048960?s=20
このように、「ゴールドスポンサーはアサヒならそうなるよね」という声が多い印象でした。
それ以外には、「ノンアル」を提供してほしいなどの意見も出ていました。
ちなみに選手村では、酒類の持ち込みはOKであり、あくまでひとりで飲むこと、公園や食事施設での飲酒は禁止を推薦する方針のようですね。
オリンピックの観戦とお酒とどういう関係があるの?
会場での提供はアサヒというスポンサーの事情があるかもということですが、そもそも、お酒を会場で提供することと、大会競技のの関係はあるのでしょうか?
スポーツバーなどがあるように、観戦しながらお酒を嗜む文化は日本にもあります。
コロナ以前は野球場に試合を見に行くと、ビアガールが熱気とした感情の中を冷たいビールサーバーを背負い、キンキンに冷えたビールの喉越しを味わいことが至福という観客もいたと思います。
このように、観戦を見に行くことは一種のイベントであり、そこにはお酒の存在も必然的についてくるものなのかもしれません。
ですが、やはり日本中が我慢して飲食店を経営される多くの方が辛い思いでお酒の提供を禁止、自粛している中でその会場だけ提供OKという心境はとても理解に苦しむことだとも思います。
東京都医師会の尾崎会長は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の酒類の販売を認める方向についてこう述べています。とても印象的な文章だったのでYahoo!ニュースより引用させていただきます。
「各都道府県がアルコールの提供についてはまだまだ厳しい制限をしている中、オリンピックの会場では提供ができるとなれば、やはり競技の盛り上がり、興奮もあいまって、お酒がかなり進まれる方も多く出てくるかもしれないし、直行・直帰という話も守れなくなり、例えば観戦が終わった後、興奮冷めやらぬままにまたどこかに飲みに行ってしまうといったことも起こるかもしれない。感染防止のため、飲食店の方々などにこれだけのご苦労をかけながら、矢継ぎ早に観客は入れる、開会式は2万人規模、そして酒類も提供するという話になると、国民・都民は、“どうしてそうなってしまうの?”という思いが強くなると思う」
引用:Yahoo!ニュース
指摘の通りだと個人的には感じることもあります。
やっぱり大会の熱は肌で感じると興奮しますし、それこれお酒も進んでしまいます。
感動と興奮冷めきらぬまま「直行・直帰」や「時差来場」を推薦しても周りで騒いでいたら意味ないとも感じますし。
まとめ
オリンピックの会場でお酒の提供、販売を認めるというのは、中には芸能関係の方々も批判の声をあげています。
原千晶「日本ってこんな国だったの?」 五輪会場で酒類販売容認報道に怒り #原千晶 #東京オリンピック #パラリンピック https://t.co/GiSdRivvtl
— 日刊スポーツ (@nikkansports) June 22, 2021
バカが続々釣れてるみたいやけど、正式発表じゃないからな。
五輪会場で酒類販売に疑問続々…ノンスタ井上「今までの我慢はなんやったの?」原千晶「憤りを隠せません」(スポーツ報知)#Yahooニュースhttps://t.co/EFs3GhOLUK
— あなかし (@anakashi1) June 22, 2021
オリンピックの開催も賛否あるわけですが、開催されたならやはり楽しみだという声も僕の周りの方々(職場の方々など)にもおりますし、盛り上がることにもなると思うんです。
世界中のアスリートさんの努力の成果をリアルに体感できる素敵な大会ですから感動もしますよね。
ですが、今年のオリンピックは自宅でお酒を嗜みながらゆっくりと観戦して選手の皆さんと応援する機会にしても良いのではないかと思った次第です。あくまで個人的な感想です。
キンキンに冷えたビールを自宅の冷凍庫で冷やしたジョッキに注いで飲むのも一興ですね。