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「GoTo Eat」キャンペーンの本質は飲食店を救う政策なのか?

「GoTo Eat」キャンペーンがはじまり、対象サイトで予約してポイント還元されてポイントが貯まっている人もいるのではないでしょうか。
お店を予約した人にポイントが溜まり次回の利用から割引が使えるこのキャンペーンは消費者によっては結構お得に利用できて良いと感じます。

しかし、鳥貴族で起きた「トリキ錬金」などの便利でお得なだけではなく、お店側の利益にならないような出来事が起きているのも事実です。
この事態にはさすがに使う金額に規制が入りましたが、果たして飲食業界自体はプラスになっているのでしょうか。

「GoTo Eat」キャンペーンをしているのはなぜ?

一般的には、コロナの影響で利用できなかった飲食店の救済と、消費者に還元させる経済政策です。
しかし、なんか個人的な感想なのですが使いにくいというか周りくどいという感じがしています。
もちろん、ないよりは助かりますし、利用することでお店側も売り上げが上がる効果もあると思いますけどね。

そもそも飲食店を救う政策なのか?

使いにくいという感じがしたのは、

・特定の予約サイトで予約する
・還元されるのは次回使えるクーポン

こんな感じでしょうか。これは消費者に限ったことではなく、対象の加盟店にも得なことなのでしょうか?
予約サイトに登録すること自体、お店側はお金を払っています。そうしないとお店側も利用(掲載)できないんですね。
「GoTo Eat」に伴い、掲載無料を拡大するところもあったらしいです。

また予約サイト経由の場合は「送客手数料」を店舗は支払わなければならないので、儲けがそこでも持っていかれてしまいます。
早い話が、「GoTo Eat」は特定の予約サイトを利用させるための政策なのかなとも感じてしまいます。

理由は明確にはわかりませんが、キャッシュレス決済の普及なども関係しているのかもしれません。

やるとしたらイギリスモデルの「Eat Out To Help Out」か?

シンプルに飲食店を潤わすなら、イギリスが実施していた「Eat Out To Help Out」などは、

・食事代金を政府が半額カバー
・毎週月、火、水曜日のみ
・食べ物とノンアルコール飲料が対象
・出前や持ち帰りの注文は対象外

参考元:地球の歩き方
などのシンプルな還元政策でもようのではないかとも思います。

日本では法律などでできない、または時間を要するので、このような予約サイトでの還元政策になっているのでしょうか。

まとめ

とはいえ、「GoTo Eat」は実際に利用すると利用者はお得になるキャンペーンでもあると思います。
お店側も来店動機につながる政策はあるでは違うでしょう。
しかし実際は利用していない人も多いのが現状なので、予約サイトを活用することが壁になってるところがあるのかなと感じています。