コロナの影響で、新しい生活スタイルが浸透していますが、東京都で「5つのレス政策」を本格的に進行していくようです。
今回は東京都の新しい「レス政策」の内容を見ていきたいと思います。
「5つのレス」政策ってなに?
東京都が今後推進していく「5つのレス政策」とは何か。
・ペーパーレス
・はんこレス
・キャッシュレス
・タッチレス
・FAXレス
この5つのことを指します。コロナの影響もあり、日本でもデジタル化が加速する中で、東京都の政策でもこの流れを推進する動きがあるんですね。
具体的に見ていきます。
デジタル化その① ペーパーレス
ベーパーレスの方針は、
・2021年度までにコピー用紙の活用を2016年よりも50%削減
・枚数でいうと東京都では2億枚→1億枚
このように、主にコピー用紙の使用を削減する動きになります。2020年時点で30%削減されているので、来年までにあと20%といったところですね。
これに対して、都は企業に積極的なデジタルツールの導入を進めるとしています。
デジタル化その② はんこレス
これからは「はんこ」を使わないで契約をすることになりそうです。
この内容は、
・押印の廃止
・それに伴うデジタル化
このような取り組みです。従来に多くの契約には「はんこ」が必要でしたが、それをデジタル化して廃止させることで手続きをスムーズにしていくとしています。
ここで印象に残ったのは慣習的に行われてきたいわゆる「お認め印」というものを「年度内に速やかに全て廃止する」と言う点で、こうした慣習になっていたものが不要だとしっかり述べているんだなと感じました。
このような取り組みが主流になると、町で売られる「はんこ」や印鑑は姿がなくなるかもしれませんね。
デジタル化その③ キャッシュレス
キャッシュレスはクレカや電子決済、スマホ決済で浸透している部分も多いと思います。これに加えて都の取り組みとしては、
・都立施設を全てキャッシュレス化
ということをは発言しています。都立施設といえば、、「上野動物園」などがそうですが、ここはすでにキャッシュレスで入場できますよね。
デジタル化その④ FAXレス
FAXレスは、デジタルツールを活動し、
ここにテキストを入力
・原則、来年度中に98%を廃止
このような取り組みをしていくそうです。FAXは会社勤めの人は馴染みも多いと思いますが、実はFAX文化を今でもしているのは先進国の中でも日本くらいなもので、先進国はみんなメールのやりとりで事を済ませます。
日本もデジタル化でようやく世界基準になったということでしょうか。
デジタル化その⑤ タッチレス
上記の4つで完了することも多いですが、ここでの主な取り組みは
・Web相談の導入・活発化
になります。具体的にいえば各種の取り組みに相談窓口を導入して普及を円滑に進めす体制を整えるといったところでしょうか。
まとめ
このような、デジタル化でいよいよ日本の「はんこ」や「FAX」文化がなくなるのではないでしょうか。
個人的には、最近ある登録をするために行った先で「はんこ」を用意していなかったことにより、その登録が出来なかったことがありました。
こうした実例も含めるとこうした動きは良いかなと思います。
また、デジタル化することにより、情報の安全など懸念する声もあるかもしれませんね。今後どのようになるのか注目です。