世界中で新型コロナウイルスの影響が深刻化している中、スペインではベーシックインカムを開始するということが決定しました。
新型コロナウイルスの感染者数が世界2位に達したスペインは、経済の立て直しに向け、可能な限り迅速に「ユニバーサル・ベーシック・インカム(最低所得保障制度)」制度を導入することを決定した。
引用元:Forbesジャパン
スペイン現在の感染状況
スペインでの新型コロナウイルスの感染状況はこのようになっています。
感染者数 | 172541人 |
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死者数 | 18056人 |
*4月14日時点
【4月21日更新】
感染者数 | 20万210人 |
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死者数 | 2万852人 |
*4月20日時点
新型コロナでの死亡者数は世界で3番目に多く、買い物は1人でしか行けない、老人や子供の外出が制限されることや、ペットをつれての散歩は許可されていることから犬のレンタルサービスも盛んに行われているなど、厳格なロックダウンがされています。
ですが4月13日にはこれらのロックダウンが一部緩和され、リモートワークができない労働者の方々は業務再開されることになりました。
しかしまだ依然として、警戒体制は解かれていないとのことです。
ベーシックインカムとは?
ベーシックインカムとは、国の政府が最低限の所得を国民に支給する制度のことです。
全ての国民に対して生きていく上で最低限の生活保障を支給して個人の豊かさを尊重した生活ができることで注目されていますが、同時に「働かなくなるのではないか?」という指摘もされています。
過去に小規模な実験的導入はフィンランドなどの国々で行われています。
参考元:現代ビジネス
スペインの場合は、具体的ば時期などは調整中のようですが、「可能な限り迅速に行う。そうすることで(人々の)役に立つだろう。これはこの非常事態のためだけでなく、今後永続的に続く」と述べています。
実際にはベーシックインカムではない?
実はスペインのベーシックインカムは、純粋なベーシックインカムとは違うと言った情報もあります。
参考にさせていただいたCUBE MEDIAさんサイトに詳細が載っていますので、是非参考にしてください。
これによると、最低限の必要な収入支給の準備や支給するターゲットをどうするのかを調整しているとしています。日本で言う生活保護のような制度だということのようです。
なので、全ての国民に一律で生活費を支給するベーシックインカムとは異なるということです。
SNSの反応は?
ツイッターの反応を見ていきます。
スペインで真面目に検討を始めたりローマ教皇が提案したりで「ベーシックインカム」の声が広がってるとか。前年から所得下がったらor全員とかの議論もあるが、コロナが長引いたらいずれ全員になるだろうし、この際ベーシックインカムを試すのもありではなかろうか。 https://t.co/xFekACWYve
— ながお (@gao__n) April 14, 2020
スペインがベーシックインカム導入してたけどガチで応援する。たくさんの人が救われるにはもうそれしかねえ。これから貧困層はまともに金稼げなくなっちゃうよ。
— けみまん華 (@saxojjj) April 14, 2020
スペインの影響もありここ最近少しベーシックインカムに興味が出てきました
財源あってのものなので大幅増税はやむを得ないですね
労働意欲低下などの課題もありそうです
実現となるとまだ現実味はなさそうな感じがしますが、一つの可能性として考えています— Yam2383 (@tgxgztuh) April 14, 2020
https://twitter.com/s_keita0219/status/1249625260208476160?s=20
スペインに住んでる知人にベーシックインカム導入良いねと言ったら、本当に所得の低い人が対象で、日本と同じような感じと言ってた。条件付きのベーシックインカムなんて、もはやベーシックインカムと言わないよね。なんかちょっとガッカリしたけど、やっぱどの国でも未来に負債は残したくないよね。
— loversrecords (@loversrecords) April 13, 2020
まとめ
新型コロナでの世界的な被害は経済的にみても凄まじいものです。
この感染の危機を乗り越えた先が本当の経済危機も来るかもしれません。
ベーシックインカムは各国でも注目が集まっているのもこれらの背景があると感じています。