ローマ教皇のフランシスコ教皇がベーシックインカムについて世界に向けて提言しました。
ローマ教皇が提言
「今こそ、ユニバーサルベーシックインカムを検討すべき時かもしれません。これは、『権利のない労働者など存在しない』という人間的でキリスト教的な理想を現実のものにすることでもあります」と述べました。
引用元:GIGAZINE
第266代ローマ教皇であるフランシスコ教皇が復活祭(イースター)である4月12日にベーシックインカムについて語っています。
ユニバーサルベーシックインカム
ここで取り上げられているユニバーサルベーシックインカムとは、「UBI」とも略されますが、「最低所得保障」のことを言います。
簡単に言うと、成人になった国民1人1人に対して無条件で一定の支給を政府からすると言うものです。
フィンランドでは過去に2000人を受給者の対象として2年間実施しています。
スペインでは新型コロナウイルスの影響が続く中、ベーシックインカムを永続的に行うことを述べています。
*ユニバーサルベーシックインカムではないとも言われています。
ベーシックインカムは注目されている
2020年に行われる予定のアメリカ大統領選挙に立候補したアンドリュー・ヤンはUBIをアメリカの成人18~64歳まで全員に月1000ドルを支給することを述べています。
しかし、実際に支給することになると政府の財政面での圧迫や「働くかなくなるのでは」ということも懸念されています。
元サッカー日本代表の本田圭佑選も自身のツイッターで、世界のこのような現状でのベーシックインカムの必要性を説いています。
It's easy to say "stay home". Everyone understand that a life is the most important and they also don't want to take the risk. But people must be insured their basic income by the government. #in #many #countries
— Keisuke Honda (@kskgroup2017) April 12, 2020
新型コロナ後の重大な影響
世界中でもロックダウンや非常事態宣言で、経済は今後も大打撃を受けていくと予想されています。
長期的な封鎖や自粛で、安定した収入が得られない人が多く出てきていることもあり今、このような影響がどんどん広がりを見てせると言います。
「この危機が、私たちを手綱を握る者のいない自動運転状態から解放し、眠っていた良心を揺り起こし、偶像崇拝的な拝金主義に終止符を打ち、人間の命と尊厳を中心としたヒューマニズムとエコロジーへの転換を引き起こしてくれることを願っています」
引用元:GIGAZINE
こうした困難な中でベーシックインカムがより注目されていくことになるかもしれません。
SNSの反応
ツイッターの反応も見ていきます。
資本主義(競争と私欲の社会)を本気で見直す良いチャンスだと思う。
でも日本の政治家では無理だろうな…
どうせまたヨーロッパが時代の先端を行くのだろう…働かなくてもお金がもらえる「ベーシックインカムを今こそ検討する時」とローマ教皇が提言 https://t.co/hCvzqHEp0s
— アニ×シェア(社会編) (@anixshare2) April 13, 2020
いずれ、世界はそうなる可能性がありますよね。
今回のコロナの件で検討するきっかけになるかも。#ベーシックインカム働かなくてもお金がもらえる「ベーシックインカムを今こそ検討する時」とローマ教皇が提言 – GIGAZINE https://t.co/XDDCizcDFN pic.twitter.com/DRhmzXd7Yg
— 藤村正宏 (@exmascott) April 13, 2020
ローマ教皇の発言は、宗教の立場から、必要な提言だと、思います。それは、人の命を守る方法を考え、人の生活を守り、健やかに送れるように、導くことが、宗教の存在意義だと、思うからです。教皇のベーシック・インカム発言には、世界的な貧困層の救済を視野に入れた言葉だと、思います。#クロス
— オッカー久米川 (@wakaran_tin) April 13, 2020
ローマ教皇がこういう突っ込みをするんだ…という驚き。いよいよ世の中が根本的に変わる予感…
働かなくてもお金がもらえる「ベーシックインカムを今こそ検討する時」とローマ教皇が提言 – GIGAZINE https://t.co/5iiilJUK8N
— 原田親🌝『Dear Moon』『Noёl-ノエル-』出演🌙🐰 (@harashin1220) April 14, 2020
まとめ
ベーシックインカムについては、問題点などもありますが、個人的には今、直面している影響は経済のあり方を変えることになるかもしれないと感じました。