WHO(世界保険機関)などの専門チームが行なった調査報告書が公表されました。
新型コロナウイルスの感染が広がっている中国で、WHO=世界保健機関などの専門家チームが行った共同調査の報告書が公表され、感染者の症状の特徴や致死率などについて詳しい分析を明らかにしました。下が主な記事になります。
この報告書は、WHOが派遣した各国の専門家や中国の保健当局の専門家らによるチームが現地で調査にあたり、2月20日までに中国で感染が確認された5万5924人のデータについて分析しています。
引用元:NHKニュースウェブ
日本では、新型コロナウイルスの影響で日本全国の小、中、高校、特別支援学校の臨時休校が要請されましたが、実際に子供の感染率や子供から大人への感染経路はあるのでしょうか?
感染者に見られる症状
はじめに調査報告書の内容を見てきます。
・発熱 87.9%
・せき 67.7%
・倦怠感 38.1%
・たん 33.4%
・息切れ 18.6%
・喉の痛み 13.9%
・頭痛 13.6%
参考元:NHKニュースウェブ
感染者に見られる症状は発熱と咳が多い傾向になります。
感染から症状が出る平均日数と症状の割合
感染から症状が出る平均日数は5〜6日としており、感染者の80%が肺炎の症状が見られない比較的軽い症状のようです。
しかしながら重症患者の割合も決して低いわけではなく、
・呼吸困難を伴う重症患者 13.8%
・呼吸器の不全や敗血症、多臓器不全などでの重篤な症状 6.1%
これを見ても、重症患者は20%近くになります。
また致死率は5万5924人の感染者のうち、2114人の全体の3.8%です。
このうちの21.9%が80歳を超える高齢者であり、特に糖尿病や高血圧、ガンなどの合併症での致死率が高いようです。
感染するリスク、子供の感染率は?
子供の感染率は19歳未満が全体の2.4%に留まっていて、重症患者もごくわずかとのことです。
このように、子供自体の感染は全体から見ても少ないようですね。
では、感染経路についてですが、記事にはこのように書かれていました。
子どもの感染について報告書では多くが家庭内での濃厚接触者を調べる過程で見つかったとしたうえで、調査チームが聞き取りを行った範囲では、子どもから大人に感染したと話す人はいなかったと指摘しています。
引用元:NHKニュースウェブ
どうやら、この調査報告書では、子供から大人への感染経路は確認していないようです。
ネットの反応
ネットの反応はどのようなのでしょうか。
WHO調査報告書 症状の特徴・致死率など詳しい分析明らかに | NHKニュース https://t.co/3p6vTkVJl1
中国からの情報でWHO発表ほど信じられないものはない。
子供が感染率低いからって全国休校撤回は絶対しないほうがいいと思う。
親は大変だろうけど…子供媒介して高齢者に伝染るほうが怖すぎる— あれん☄まんどら鯖 (@krory1002) March 1, 2020
https://twitter.com/koyubitsume/status/1233907000964046848?s=20
うーん、従来の報道でわかってきたことがまとめられただけのような。
政府も休校よりも高齢者の外出を控えるようお願いすべきだったのでは。
>WHO調査報告書 症状の特徴・致死率など詳しい分析明らかに | NHKニュース https://t.co/sjidRhgtF6— 匝 (@meguru_) March 1, 2020
学校関係者がこんなに心を砕いて対応してくださるのに、小中学校の休校が感染拡大の抑止力に全く寄与しないことがWHOの調査報告書から判明した。
現場の皆さんを思うと…泣くしかない😢 https://t.co/LeWStDiX8E
— わかば (@10wakaba15) March 1, 2020
まとめ
このように今回の調査報告書からは高齢者の感染、重症患者の割合が高く、子供の感染自体は少ないようですね。
そして、19歳未満の子供から親への感染は確認されなかったようですが、これで今回の学校休校についてはネットでも様々な意見が上がってました。
個人的な感想としては現在の対策をしていけば、感染制御にはなるのかなと感じています。
WHOの調査報告書を信じていないわけではもちろんないですが、未知のウイルスなのでまだまだ警戒は必要ですし、鵜呑みにしすぎるのもと感じます。
これを含めて、新たな対策がなされていけばと思います。