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映画館のスマホでの光害が増加、「通信機能抑止装置」に免許が必要?

スマホが普及した現代に映画館でスマホの光による「光害」が多くなっているようです。

これは映画上映中に主に観客がスマホをいじることにより、発生するライトで別の観客に不快を与えるというものです。

そしてこれには「対策」があり映画館以外のコンサートや劇場では実施されていることなのです。

今回はこのスマホによる「光害」についての対策についてをまとめました。

映画館で起こるスマホによる「光害」

映画館で起こる「光害」についての記事はこちら引用を貼ります。

映画館のスマートフォンのマナーが議論されている。せっかく楽しみにした映画鑑賞を、携帯電話やスマホの着信音や、液晶の照明に邪魔されてガッカリする。そんな経験は誰にでもあるだろう。劇場側は上映前に「マナーモードや電源オフ」を伝えている。

それでもなくならない映画客のスマホ使用に対して、「映画館に通信機能抑止装置を置いてくれ」との声が上がる。すでにクラシックコンサートやミュージカルの会場で導入されている装置は、映画館にも設置できるのだろうか。

引用元:Yahoo!ニュース

こうしたことが最近の映画館では起きているのが実際でして、映画館では「携帯電話の電源はオフ」などの呼びかけ動画を流しているのですが、防止するのは中々難しいようです。

「隣の客のスマホの液晶が明るくて気になる」「エンドロールまで没頭したいのに」「映画館クソ客ガチャ(※意訳・近くの席に座る客は選べない)」

上映中にもかかわらず、映画館でケータイやスマホを使っている人たちに向けられた「恨み節」にも似た声がネット上にはあふれている。

引用元:Yahoo!ニュース

映画を集中してみたいお客さんはこれに声をあがているようですね。

暗いところでのスマホのあかりは目立ちますから、横にいると確かに気になるかもしれません。

制御できる装置「通信機能抑止装置」

この現代のスマホ文化が生んだ「光害」ですが、実は制御できる装置があります。

それが「通信機能抑止装置」というものです。

「通信機能抑止装置」は携帯やスマホを使用する際に発信する電波と同じ周波数の電波を発生させ、設置した近くで携帯やスマホをす使えなくさせる装置です。

参考元:総務省

近年ではコンサートホールや劇場での設置がされています。

「通信機能抑止装置」の設置をしてほしいという声も上がっているのですが、映画館ではこの装置は設置されていないんです。

なぜ設置しないのか?

では、映画館に「通信機能抑止装置」なぜ設置しないのでしょうか?

この理由はいくつかあるので見ていきます。

・音声ガイド付きの上映が拡大しており、視覚障害のある方がスマホで音声ガイドをダウンロードすることもあるため、通信電波が切れない

・映画館特有の施設構造で、劇場が隣合わせになっていて、しかも上映時間が一定ではない。もし「通信機能抑止装置」を設置すれば上映中の劇場の隣にある上映待機中の劇場の電波も使えなくなってしまう

・劇場やコンサートホールと違って映画館は映画監督や製作者が借りて上映するわけではないので、観客同士でトラブルが起きても映画館側にリスクはない

参考元:Yahoo!ニュース

このようなことで、劇場やコンサートホールと映画館では意識の違いがあると言います。

コンサートホールや劇場は「リスク回避」で設置

先の内容で「意識の違い」と書きましたが、コンサートホールや劇場では「リスク回避」として「通信機能抑止装置」の導入をしていると言います。

「公演する側が劇場を借りてコンサートを開く。それがコンサートホールです。公演中に観客の電話が鳴ると他の観客や楽団に迷惑がかかります。これは聞いた話ですが、クラシックコンサートにおいては、携帯電話を鳴らしたことに起因する金銭トラブルがあったそうです。公演を台無しにされた楽団がコンサートホールに(賠償金の)請求をする。その請求が今度は施設から携帯電話を鳴らした観客に届く。こういう構図です。コンサートホールでは、観客のスマホ利用を重大なリスクととらえて、装置の設置を希望すると認識しています」

引用元:Yahoo!ニュース

コンサートホールはあくまで借りる場ということで、お客さんと公演団体が絡んでいるので、余計にややこしくなりそうです。実際に賠償金などの問題に発展してしまうのは怖いですよね。

「通信機能抑止装置」の使用には免許が必要

そんな「通信機能抑止装置」なのですが、設置するには「免許」が必要なのだそうです。

理由としては、「一定の範囲で携帯電話の通信を止めようとすると最も強いところでの電波も抑止できるように設定する必要があり、これは電波法の規定を超えるから」ということです。

参考元:総務省

ちなみに一部のメーカーでも「通信機能抑止装置」が販売されていますが、使用するのに「免許」が必要で使用できる場所も決まっています。

使用できる場所

・コンサートホール
・劇場
・医療施設内(ICU・CCU・検査室)
・データセンター
・銀行ATMコーナー
・試験場(教室)

参考元:株式会社テレ・ポーズ

まとめ

今回はスマホでの「光害」と制御する「通信機能抑止装置」について見ていきました。

個人的な意見としては実際に普及がすすみ、街中のスマホが日常化している現代において映画館だけは使用を控えようモラル的なことでは防ぐのは難しいと思います。

そのくらいスマホでの被害は日常化しているのではないでしょうか?
これが当たり前になる前に一人一人が意識していけたらようですよね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。