日本のアニメ映画の代名詞ともいえるジブリ作品が米ネットフリックスで配信されるようになります。
米ネットフリックスは2月から4月にかけて順次、「となりのトトロ」などスタジオジブリ(東京都小金井市)の21作品を日本と米国、カナダを除く世界約190カ国で配信する。ネットフリックスは国内のアニメ会社と包括提携を結ぶなど日本アニメの獲得に力を入れてきた。世界的に高い人気を誇るジブリ作品をテコに海外市場の開拓を加速させる狙いだ。
引用元:日本経済新聞
カナダ、日本、アメリカを除く世界190カ国で2月から配信が開始されるようです。
動画配信の理由
今回の動画配信の背景には何があるのでしょうか。
ネットフリックス側のコメントはこのようになっています。
「スタジオジブリの長編アニメーションは、これまで35年間にわたり世界中のファンに愛され続けている」と強調。「日本発のすばらしい映画をアジアやヨーロッパ、南米などの多くの国の言語でみてもらいたい」
引用元:日本経済新聞
世界中で愛されている作品に加え、ジブリに関する「Podcast」ユーチューブでの考察など多くのところでファンがいます。
にもかかわらずこれまでジブリは動画配信サービスには積極的ではなかったようです。
この取り組みで世界中にジブリ作品の認知度が上がることにつながる期待もありそうですね。
海外ファンの反応は?
では海外ファンの声はどんなものでしょうか?
・「アニメ界では有名な数々の名作を、多くの人が初めて楽しめるようになる」
・「みんな、ディズニープラス(ディズニーの動画配信サービス)のことは忘れて。だってネットフリックスがスタジオジブリを配信するんだから。なんてこと」
・「これまでは、DVDディスクそのものを買う必要があったけど、これからはネットフリックスで見られます。みんながジブリ映画を見てくれるのが待ちきれない。どれも美しい映画なので」
参考元:BBCニュースジャパン
日本での配信予定は?
現在は、日本での配信は内容です。しかしなぜ配信されないのか気になります。
ツイッターの反応で気になるものがありました。
これ、なんで日本の配信は無いんだろ。ちらっと聞いた話『日本側』が拒否したとかなんとか…どゆこと?
米ネットフリックス 2月からジブリ作品を世界配信:日本経済新聞 https://t.co/QcUDXB71Xr
— 加藤勇気/yuuki katou (@yuuki999) January 20, 2020
どういうことかと調べていきましたら、いくつか考察されている記事が出てきました。
スタジオジブリは日テレと深い関係があるようです。
先ほどの例でもあげた「地上波」での放送といえば、金曜ロードショーで毎年ジブリは放送されていますね。
1985年〜2017年までの記録ではTOP5の中に、ジブリ作品が4つも含まれています。
引用元:Pocket of Time
金曜ロードショーの歴代視聴率トップ3に「千と千尋の神隠し」、「もののけ姫」、「ハウルの動く城」そして5位に「崖の上のポニョ」が入ってます。
確かにこれは日本テレビとの関係も関係していることが予想されるのも無理はないですね。
また、ジブリという括りでは動画は配信されていないようですが、宮崎駿、高畑勲アニメとしてみるなら「未来少年コナン」や「パンダコパンダ」、「ルパン三世カリオストロの城(監督:宮崎駿))」などはネットフリックスでも配信されています。
しかし、今後の配信は多くの記事は多くの記事で書かれているように、「Hulu(フールー)」が日テレの傘下であるため配信される期待は高そうです。
まとめ
日本が今回の配信では配信されないのはショックではありますが、日本アニメの金字塔のような作品達が世界で配信されることになるのはうれしいですね。
今までも世界でファンも多かったことから、この時を待ち望みにしていた方々もいるのではないでしょうか。