コロナ関連

【3回目の緊急事態宣言】百貨店は「一部を除く臨時休業」

3回目の緊急事態宣言が再発令されるけど、百貨店の営業時間はどうなるんだろう?

そんな疑問にお応えしていきたいと思います。

今回は、三越・伊勢丹グループなどの百貨店の緊急事態宣言時の営業についてをまとめてみました。

実際に僕自身が百貨店で働いていた経験もあるので、内部の事情なども含めて解説していきますね。

3回目の緊急事態宣言が再発令

首都圏の新型コロナウイルスの蔓延防止の観点から首都圏に改正特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令されました。

期間は、2021年4月25日〜5月11日までです。

今回で3度目の緊急事態宣言になり、内容を強化して期間を短くする方針での発令のようです。

内容を下記にまとめています。

飲食店への休業要請午後8時までの営業、カラオケなどの施設の休業、酒類の提供終日中止
人の出入りの抑制イベントの無観客化
その他の店への休業要請デパート、劇場、映画館などの休業
交通機関週末休日の減便、お店のネオンの消灯
その他路上の飲酒の注意喚起など

対象は、「東京」、「大阪」、「京都」、「兵庫」の1都3府県になります。

今回の緊急事態宣言はなにが強化されたのかというと、個人的に注目しているのが、「酒類の終日停止」、「ネオンの消灯」、「路上での飲酒の注意」です。

内容についての詳しいことは別記事にする予定ですが、「酒類の終日停止」は罰則が組み込まれていることもあり、以前よりもいっそう厳しくなっている印象です。

百貨店の営業はどうなるのか?

では、複合施設である百貨店の営業はどうなるのか?
三越・伊勢丹グループをモデルに見ていきます。

結論からいうと、「期間中は食品、化粧品、一部のレストラン以外のフロア及び店舗は臨時休業」になります。

参考元:三越伊勢丹公式サイト

三越伊勢丹グループでは、該当店舗は下記になります。

新宿伊勢丹11:00~19:00
三越日本橋11:00~18:00
三越銀座11:00~18:00
伊勢丹立川11:00~18:00
伊勢丹浦和10:30~20:00

都内に加えて、浦和の伊勢丹も対象になっています。

前回(2回目)の緊急事態宣言では、休業にならずに時短営業だったのですが3回目の今回は休業に踏み切ることになりました。

なお、高島屋、池袋西武、小田急百貨店も同様に臨時休業にする方針です。

ファッション関係は休業ではあるが、要望に応じて接客も

一部の情報ですが、アパレルに関していえば、

常時各テナントの売り場に1人は滞在しており、お客の要望次第では、そのフロアまで接客をしに行くスタイルをしていくサービスをするとのことです。

具体的には、食品フロアや化粧品フロアにアパレルのコーディネーター(販売員)が降りてきて接客を行うという流れになるとのことですね。

3度目の再発令で休業に応じた理由は?

なぜ、三越・伊勢丹グループは、3度目の再発令で休業に応じたのでしょうか?

食品や一部のレストラン、化粧品などの一部の営業を継続する理由としては

○従業員の三密防止対策(検温など)
○お客さんからの継続要望
○生活必需品を扱っていること

これらの要因があり、継続しての営業を行うようです。

また、「期間がG.Wシーズン」ということや「休業要請に応じた協力金が1日20万円、中のテナントには1日2万円」では足りないという要因もあるのかなと個人的には思いました。

実際に百貨店のテナントで勤めていたことがあるのですが、「1日2万円」では足りませんし、大型ショッピングモールの売り上げを見ての「1日20万円」も足りないと感じます。

休業要請に対してのSNSの声は?

休業要請に対して、SNSの反応を見きます。

https://twitter.com/TOMOCAFETERIA/status/1385847079315001344?s=20

この記事は4月24日に書いているのですが、その時のツイッターのツイートでは、「緊急事態直前の駆け込みで密」などの内容がいくつかありました。

また、ネットでは

「アパレルフロアは閑散としているので、密なんてならない」

「食品フロアの方が、よっぽど密」

といった意見がありました。

たしかに今回の休業要請で営業継続している「食品」、「化粧品」は1階や地下1回のフロアが多く、お客の出入りも多いので、そこを開けていると感染防止対策としてはどなのか?という感じなのかもしれませんね。

まとめ

百貨店の緊急事態宣言時の営業スタイルはどうなるのかを三越・伊勢丹グループを例にして見ていきました。

感想は、今回の3度目の緊急事態宣言は期間が短いこと、協力金が足りないのかもしれないということで一部を除いての休業(一部のみ営業)のスタイルになっていると感じました。

また、斬新だったのが、アパレル店舗は休業しますが、お客さんの要望に応じて、フロアまで赴き接客をするスタンスを提案していることですね。

フロア自体は開けずに個人で接客するというところは確かに顧客などの多い百貨店ならではだと感じました。