就職・仕事

心身を病む前に行動しよう、残業が多い人が実践したい対処方法は1つです

毎日の残業が多い、プライベートな時間がない。

なぜこんなにも残業が多いのか?

残業による心身への影響はどんなものなのか?

残業にたいしてなにか対処法はあるのか?

そのような疑問に答えていきたいと思います。

日本の会社の平均残業時間

仕事を探す時に平均残業時間の目安がのっているかと思います。日本の労働の場合は、時間外労働は36協定に締結する必要があり、1ヶ月45時間の残業が限度とされています。

残業時間には「時間外労働の限度に関する基準」が定められており、この基準により例えば1か月45時間、1年360時間などの限度が示されています。

引用:厚生労働省

1日2時間程度の残業時間になりますね。

多くの企業の求人はこれよりも少ない残業時間を定時しているかと思いますが、

実際の返金残業時間は、業種によりけりというところですが転職サイトdodaが実施した2019年のアンケート調査では、月あたりの平均残業時間は25時間という結果が出てます。

 

日割りすると1時間程度と考えることができます。

 

そう考えると、月45時間は多く感じるのではないでしょうか。

実際に45時間以上の残業は毎日になるとどうなるのか?

個人的にな実例では、製造業では働いていた時の平均残業時間は約60時間でした。

日割りすると3時間くらいでしょうか。この時は控えめに言って、プライベートの時間はほとんどありません。

 

通勤は個人差があると思うのであくまで一例として参考にしていただければと思いますが、

実働8時間の休憩75分、残業3時間、通勤時間片道40分(往復80分)だと約13~14時間の拘束時間になります。

これに睡眠時間が6時間だと19~20時間ですから、いかに自分の時間がもてないことがわかります。

 

このルーティンで働いていた時は、夜ご飯は帰り道の10分間でマクドナルドのハンバーガーを食べて済ませていました。そのくらい自由時間がなかったんです。

休日は仕事でできなかった家事などに時間を取られてあっという間に1日が終わってしまいます。

なぜこんなにも残業が多いのか?

では、なぜ日本はこんなにも残業が多い企業が普通にあるのでしょうか?一つは仕事量的に1日では終わらない量をこなしているということが挙げられます。

実体験として経験したこともあるのですが、実際に勤めていた製造業のある会社では、1週間のスケジュールがとても人員や時間で割り当てても定時では終わらないというスケジュールで稼働していました。

残業が始まる前から確定しているということになります。

こういう会社の場合は、社風として残業が当たり前になっているので、入社時点では違和感を感じるのですが、その感覚に慣れてきてしまうのです。

 

次に考えられるのは、わざと残業して残業代を稼ごうとすることもあります。

こちらの場合は大した仕事もないのに残っている場合もあり、残業代が支給される会社にもこうした社員も中にはいるわけで、これも実体験で遭遇したケースがあります。

残業による心身への影響はどんなものなのか?

では残業による心身への影響はどのようなものがあるのでしょうか。こちらも実体験ベースでみていきたいと思います。(個人例なので一例として)

残業が続くとこのようなことが起きてきました。

・慢心的な寝不足
・集中力低下
・イライラする
・精神疲労
・何事にも興味が沸かない
・自由時間がない
・抜け毛
・倦怠感

などなど。ストレスを感じやすくなり、リフレッシュできない状況が続くことになります。軽い鬱症状になることもあります。

中でも一番ネックなのは「自由時間がない」ことです。

自分のために使える「時間」は人間には必要でありまして、ハードワークでも低所得でもこの時間があるかないかで幸福度や豊かさが大きく違います。

 

現在でも、「プライベートな時間よりも会社に所属しているんだから、仕事優先にしろ」という人やそういった風潮はありますが、この習慣に違和感を持つのは間違っていないと個人的には思いますし、そうであって欲しいところです。

 

まして残業続きなこの環境がいやで仕事を変えたいと感じても、自由時間がないと活動できませんからね。

残業が多い人が実践したい対処方法は、たった1つです

では過酷な残業に身を捧げている人ができる対処はあるのでしょうか?

環境を変えたい場合は、もう転職するしかないと思いますがそんな時間がない、現環境を離れることが難しいなんてこともあると思うので、離職しない方向で考えていきます。

1番良い対処法だと思っているのは、

仕事だけの生活にしないようにすること

です。ようするにプライベートで何か別のことをやり続けることですね。

こうすることで仕事を俯瞰的に見ることができ、組織の人以外とつながりを持つことで行動の選択肢や価値観が広がります。

 

僕の場合はブログがその「何か」なのですが、自分が好きなことで続けられることなら何でも構いません。知り合いの友人のしていることを例にすると、

・洋服の転売
・プラモデル(ガンプラ)の製作、転売
・YouTubeで動画投稿

など、どれも仕事をフル稼働でやっている合間のスキマ時間や休日を利用して行っていることです。

プラモデル(ガンプラ)の製作なんて50時間くらいかかるそうですが、転売することで収益にしていたり、YouTube動画のライブで収益にしていたりしています。

できればこのように、やった分だけ自分に何かの形で返ってくることの方が達成感もやりがいもあるのでおすすめです。

 

やり方は人それぞれあるので詳しく書きませんが、時間を見つけるコツは、「朝活してみる」、「通勤時間を利用する」、「テレビを見る時間を作業に当てる」といったところですかね。

まとめ

このように残業が45時間や50時間以上ある会社はそれが当たり前の社風になっている場合もあるため、自分ではどうすることもできないことも多いでしょう。

こんな時は、環境が変わるのを待つのではなく環境の中で豊かな心になるために何かを始める行動をすることが一番の対処法だと思います。

どうしても辛ければ、転職することも考えましょう。離職の不安よりも鬱になってしまう方がよっぽど問題は深刻なので。