派遣切りって言葉を知っているでしょうか?
派遣切りとは、派遣契約労働者を使用する企業等、派遣先事業所において、派遣元である人材派遣業者との当該派遣労働者の派遣契約を打ち切ること。
引用:Wikipedia「派遣切り」
このように、派遣社員の契約上、企業側からこういった感じの通達がある場合があります。
実際に僕自身も体験があり、その時に経験した内容を少しでも共有していければなと思い、記事にまとめてみました。
「派遣切り」は突然にやってきた
その時は、突然にやってきました。
秋も中盤に差し掛かる頃、仕事中に突然、携帯電話がなりました。
派遣の担当からの電話でした。
「来月末で、こちらの契約は終了です。」
突然の契約終了にびっくりしました。
4年間近く携わっていた会社だったこともあり、こんなにあっさりと終了になるとは思わなかったからです。
理由は先方の会社の人材整理の一環だと聞かされて、決してこちらに落ち度はないとのことでした。
「派遣切り」のその後、同業でなんとか仕事が見つかる
派遣の雇用形態の場合、派遣先の会社の都合で契約更新を終了することになったら、
派遣元事業主として、その派遣労働者の新たな就業先(派遣先)の確保、あるいは期間満了までの休業手当等の支払いなどの措置を取る必要があるようです。
もし派遣先の都合によって、期間の途中で派遣契約を解除することになった場合、その労働者が一時的に無収入になるような事態は避けなければなりません。派遣元事業主として、その派遣労働者の新たな就業先(派遣先)の確保、あるいは期間満了までの休業手当等の支払いなどの措置を取る必要があります。
引用元:労務SEARCH
これは今回記事を作る過程で調べて知ったことでして、当時はこのような決まりがあることが知りませんでした。
思い返せば、この通達の後にたしかに、派遣担当の方から、他の斡旋をしてもらうことになります。
運良く別の会社で同職の仕事内容を斡旋してもらえたこともあり、
契約解除後も失業することなくスムーズに仕事を変えることができたのです。
休業手当等の支払いを受けることも可能
派遣雇用でも休業手当の支払いを受けることは可能です。
この場合は、雇用保険に加入していることが必要になります。
条件はありますが、週5勤務でフル(8時間)稼働している方は加入することが原則になります。
次の日雇用先が見つからない場合は、
失業手当を受けたい旨を派遣担当に伝えてみても良いかもしれません。
失業手当を受けるためには離職票をハローワークに提出する作業などでハローワークに数回行くことにあります。
派遣会社で繋ぐ場合は、複数登録しておくのが良いかも
派遣会社で仕事を繋ぐ場合は、複数の派遣先に登録していても良さそうです。
近年はコロナ禍もあり、比較的仕事が見つかりやすい派遣会社の登録が増えています。
しかし業種によっては、中々斡旋先が見つからないこともあるのが現状です。
複数の派遣会社に登録しておけば、派遣切り(更新解除)の受けた場合でも斡旋してもらえる可能性は広がります。
派遣先の会社から直雇用の話もある
派遣先である程度長かったり、仕事を評価されていた場合は派遣先から直雇用を進められる場合もあります。
タイミングは派遣先の企業で変わると思います。
僕の場合は派遣更新が解除のタイミングで、直雇用に切り替える提案が出されたことがありました。
この場合は派遣登録は解除されますが派遣先の直雇用になるので職場や基本的な業務内容は変わらないことが多いです。
しかし、タイムカードの記入方法が変わったりします。
派遣会社は一旦離れても解約にはならない
派遣会社の登録(雇用)は一旦、派遣元からの斡旋を離れても解約や解除はされません。
僕も派遣会社から離れて別の企業に転職した経験があります。
その後もう一度、登録しておいた派遣元に斡旋を受けたことがありますが解除などはされてませんでした。
ただし、斡旋先がない場合は福利厚生や有休は利用できません。
まとめ
派遣切りにあうとどうなるのか?を僕の経験からまとめてみました。
派遣雇用の場合、雇用者への失業させない提案は義務付けられているので失業して露頭に迷うなどはあまりなさそうです。
条件を選ばなければ結構、斡旋もしてくれると思うので不安な場合は担当に相談してみても良い思います。
派遣会社や派遣先の条件などで色々な事象があると思いますので、
1つの例として見ていただければ幸いです。