日本

東京五輪を通して、海外が触れた日本の姿【海外の反応まとめ】

賛否の中で開催された、東京五輪2020。

多くの感動を残して幕を閉じました。

それを皮切りに日本の日常に触れた海外の多くの方々がそれぞれの反応をしていまして、中には日本人には普段当たり前のようなことでも好評だったり斬新だったりとしたようです。

この記事では、東京五輪を通して海外の人が触れた日本の日常について取り上げられたことをまとめていきたいと思います。

日本は連日のように暗いニュースを報道しており、日本自体に希望がもてないという人もこの内容を読んでまだまだ日本も捨てなもんじゃないと感じてくれると嬉しく思います。

東京五輪を通して、海外が触れた日本の姿

コロナ禍での開催だった東京五輪2020。開催前は多くのバッシングや中止の署名などがある中での開催でした。

しかも、東京にも緊急事態が敷かれた状態での異様とも言える環境化での開催で、世界中から注目されていたことは間違えないでしょう。

それでも、参加してくれ、遠路はるばる日本にきてくれた外国人選手に一人の日本人として、感謝の言葉を言いたいと思います。本当に日本に来てくれてありがとうございます。

海外からの訪問した選手や関係者は、移動の制限があり選手村から出れない状態、会場は無観客という前代未聞の開催であったことでしょう。

そんな中で、選手や関係者は観光などを楽しむことができなかったわけですが、そのかわりに日本の日常に触れる機会は多くできました。

そのエピソートの一部をご紹介します。

選手村食堂の食事が美味しいと話題に

以前の記事で選手村食堂について書きましたが、オリンピック選手の胃袋を掴んだとして話題になりました。

バスケットボールのアルゼンチン代表、フランシスコ・カファロ。自身のTikTokで「食堂ツアー」「2階は2倍の広さだ」「毎日色んな種類の食事を楽しめる」などと実況付きで“レストランツアー”を投稿した。

ー以下中略ー

フェンシングのドイツ代表ベネディクト・ワーグナーは“素ラーメン”に人参、コーン、卵などをトッピングし、「選手村で一番旨いラーメンを作るよ」と意気込み、自己流のアレンジを紹介した。

引用:THE ANSER

今大会は、コロナ禍での開催であり外出禁止などの制限があったこともあり、食堂の存在は健康意地や楽しみにも繋がったのではないでしょうか。

海外選手・関係者が「コンビニ」の内容に絶賛

東京五輪で、日本の日常的なものに海外の選手や関係者は触れる機会が多かったのですが、中でも「コンビニエンスストア」は絶賛の様子でした。

カナダ放送局『CBC』で記者を務めるデヴィン・ハーロウ氏はコンビニの素晴らしさをこう語っています。

「18時間のオリンピック報道が終わった午前2時10分の東京でもお店が開いている!棚の在庫は充分だよ。何て素敵な場所だ!」

引用:THE DIGEST

圧倒的な品揃えと24時間営業というサービスは海外にはあまりない斬新なストアなのかもしれません。

中でも人気だったのは、「サラダチキン」やアイスの「チョコもなかジャンボ」だったと言います。

コロナ禍の制限もあり、お酒類は売れ行きがよくなかったともありました。

エレベーターのキャンセルボタンに驚く

バスケットボール女子のプエルトリコ代表アリ・ギブソン氏が選手村で驚いたことがあると言います。それは、日本制のエレベーターのある技術でした。

 動画はギブソンの自撮りとなっており、「選手村で一番いいところを教えてあげる。私のポスターじゃなくて…(笑)。」とスタート。最も見せたいものがあるという、エレベーター内へと進んでいく。

そして、「エレベーターのボタンを…キャンセルすることができるの!」と語り、すでに押されていた13階のボタンを2度押しすることによってキャンセルする姿を披露。その便利さに感銘を受けた様子で「ありがとう、東京2021!」と動画を締めくくっていた。

引用:Yahoo!ニュース

日本のエレベーターはよくこういう仕様になってますよね。2度押しでキャンセルできる機能ってやつですが、その機能も実は世界では珍しい?機能なのかもしれませんね。

手を振ってエールを送る日本人に感激

夜の11時過ぎに選手村近くに戻ってきた選手を乗せたバスに向い熱烈に手を振る日本人15人ほどの姿がありました。

「日本人がどれほど親切でワンダフルか知りたいですか? これは昨夜11時に選手村に戻ってきた時の光景です。過去最も異常な状況下で、この国が五輪を優雅に、そして高い品格を保ちながら開催したことは称賛に値するでしょう」

引用:THE ANSER

米国代表の重量挙げコーチを務めるマイク・ガットーネ氏がインスタグラムにあげた動画が話題になりました。

日本人も賛否両論ありましたが、念願かなっての五輪開催でありましてやっぱり楽しみにしていたんですよね。

日本人の空気感も伝わって嬉しいと個人的には思います。

世界一安全な駐輪場

駐輪場は日本でも当たり前にある施設ですが、そんな日本の駐輪場も海外の人たちからすれば驚きの連続のようです。

駐輪スペースにただ自転車が置かれただけの光景に海外のフォロワーは驚いているようで、コメント欄には「最も安全な駐輪場だ」「ナイスだ」「チェーンが必要ないんだね」「ロック無し?」「こういうのが見られて最高」などと反響が寄せられている。

治安が良いことでも知られる日本。何気ない風景も、様々な見方があるようだ。

引用:THE ANSER

日本でも駐輪場は各地にありますが、野外の場所には、普通にロックやチェーンはかけていると思います。そんなにいくつもかけたりはしないですが。

室内で管理されている場所ではかけない時もあるかもしれないですね。

日本の電車に感動

世界一安全と言われている日本の交通機関の電車。時刻表も世界トップクラスの精度も持つことでも有名ですよね。

そんな電車にまつわる米紙記者が経験したエピソードを紹介します。

日本の公共交通機関は世界一だという噂は聞いていましたが、その期待は裏切られるどころか、感動の連続です。きれいだし、時間通りに運行しているし。日本の皆さんには当たり前のことかもしれませんが、アメリカの中では電車とバスが充実していると言われるシカゴでも、時刻表はあってないようなもの。特にバスは渋滞の具合によって、同じ路線のものが3台続けて来たかと思ったら、その後は1時間も来ないということも日常茶飯事です。

引用:THE ANSER

米紙「シカゴ・トリビューン」のベテランスポーツ記者、ステイシー・セントクレアさんの経験した、日本の交通機関を経験した感想です。

日本では当たり前のよう見ている電車でも、海外の人達からすれば、綺麗さや時刻の精度、アナウンスの親切さなどが好評のようです。これも日々、電車を綺麗にしてくれている清掃員や、駅員さんの努力の賜物ですよね。

東京五輪ボランティアの優しいおもてなしに感動

東京五輪が閉会に近づくにつれて選手団の帰国が続きました。今大会はコロナ禍の中での開催、選手たちは試合後48時間の滞在しか許可がなく帰国する選手もいました。

その道中に選手や関係者の心を打ったのが、日本人ボランティアによる「お別れのおもてなし」だったと言います。

サッカー男子のニュージーランド代表は準々決勝で日本に敗れ、帰国する際、宿舎の外でホテルのスタッフ、警備員、ボランティアら総勢20人が集まって見送ったことが話題となった。大会は8日で終了し、来日した関係者は続々帰国することになる。最後まで日本のおもてなしが見られることは、この大会に参加した人たちの忘れられない記憶になるだろう。

引用:THE ANSER

これ以外にも帰国する選手を空港まで見送りの際に日本人ボランティアが海外選手のへ拍手をして見送ったことも海外からはこのような反応がありました。

「東京五輪のボランティアはどの五輪よりも優しいことを証明した」

「ラブリーなボランティアだ」

「日本が大好きだ」「この組織は一流だった」

日本が誇るおもてなし精神を改めて感じたのは同じ日本人でもいえるのではないでしょうか。

まとめ

東京五輪の開催を通じて、多くの海外選手や関係者の方々に日本に日常の文化に触れることにつながったのではないかと個人的には感じた今大会でした。

日本人として、このように日本の文化を楽しんで喜んでもらえることに感謝をして、これからもかわらない日本の文化を磨いていけるような環境でいたいと感じました。