日本のスマートフォン料金は世界から見てもトップクラスに高いのはご存知でしょうか。
その日本のスマートフォン企業の大手である「ソフトバンク」がデータ通信プランを20〜30GBで5,000円以下の新プランを検討しているようです。
ソフトバンクが、価格を抑えた新たな携帯料金プランの導入を検討していることが13日、分かった。データ通信量が20ギガ~30ギガバイトの大容量プランを月額5000円以下で提供する方向で調整。
引用元:ヤフーニュース
新プランとはどのようなものなのか、そして姉妹ブランドのワイモバイルについても見ていきます。
ソフトバンクが値下げプランを検討
ソフトバンクは値下げプランを検討していることが報じられましたが、どんなプランなのか。
現在のソフトバンクは、
・50GBで月額7480円(割引なしの場合)
・通信量で料金がかわる月額3980円〜(割引なしの場合)
この2つがあります。しかし、今回のプランは20GB〜30GBで5,000円ということなので、ユーザーにとては使いやすいプランになると想定しています。
なぜかというと、通信量で料金が変わるいわゆるライトプランでは、このGBを使用する場合は結局、月額7480円になるので、大容量を使う人は必然的に大容量プランと同じ料金になっているんですね。
・1GB~1.99GB→3,980円
・2GB~2.99GB→5,980円
・3GB以降→7,480円
*割引していない料金
しかし、今回の新プランにより5,000円以下になることで更にメリハリのつく内容になりそうですね。
ドコモ・auはどうなるのか
他の大手2社であるドコモ・auでもソフトバンクの新プラン検討で動きを見せるとしています。
現在、この2社もだいたい同じくらいの料金になっているので、ソフトバンクの値下げで足並みを揃えることは現実にありますし、菅義偉首相が携帯電話料金引き下げを強く求めていることもあり大手3社をあげて価格は下がる方向に進みそうですね。
余談ですが、先進国でスマートフォン料金が安いのは欧州で、月20GBの利用の平均は
・フランス 2,055円
・イギリス 2,700円
・ドイツ 4,179円
となり、日本は6,877円と世界でもトップレベルで高いです。
いつから開始されるのか?
ソフトバンクでの公式サイトで確認しましたが発表はまだ出ていないようです。
現在は検討段階であるのですが、NHKの記事によれば、できるだけ早期に新たな料金プランを正式に明らかにする方針だということです。
参考記事:NHK
姉妹ブランド「ワイモバイル」の存在はどうなる?
ワイモバイルはどうなるのでしょうか。
ワイモバイルは、ソフトバンクが提供するいわば姉妹ラインのようなもので、従来のソフトバンクの料金よりも安く利用できるのが魅力でした。ワイモバイルの電波速度はキャリアと比べても全然遅さを感じないので、格SIMなどどは一線をはる存在でもあります。
そのかわり、新機種が割賦で購入できないなどのデメリットもあります。
実はワイモバイルのRプランのデータ量が17GBで4,680円になっています。
今回のソフトバンクの新プランで20〜30GBを5,000円以下で提供するとなれば、ワイモバイルの一部のプランはあまり必要なくなるのではないかと感じています。
なので、ワイモバイルもソフトバンクの改正に応じて、
・料金のかぶる「Rプラン」の廃止
・一部のプランの価格値下げ
などが発生するかもしれませんね。
SNSの反応
ここでTwitterの反応をみていきます。
いや、安いプランを作るんじゃなくて今のプランを安くしろって話しなのだが。https://t.co/AvoI9tcHZd
— 愛猫はポチ (@poti1974) October 13, 2020
どうせ家族割使って4980とかだろ!
ソフトバンク大容量プラン、ドコモの3割安 KDDIも検討:日本経済新聞 https://t.co/cdpgbnG7Pr
— てへ@もりぞー(ほぼ開発用アカ) (@tehetehemorizo) October 14, 2020
だから大容量プランを値下げしてほしいんじゃなくて
7~10GBくらいのプランを1980円くらいで提供してくれって言ってんの!!
これわざとやってるだろ。https://t.co/WS8ibbCAub— 炒飯 (@genthalf) October 13, 2020
SNSでは、「通信量の値下げになっていない」、「10GB前後で安い通信プランが欲しい」といった意見が目立ちました。
たしかに、このソフトバンクの検討はデータ通信量そのものを安く提供する方針ではなく、あくまでデータ通信量を少なくして安く提供するプランの検討なので、個人的にもそう思います。
まとめ
今回のソフトバンクの20GBで5000円以下のプランは他の2社にも影響を与える可能性は高いと思うので、今後に新プランで利用料を抑えることは可能かもしてません。
通信料金自体の値下げは第4キャリアである「楽天」が基地局などのインフラを整えた数年後などになるか、はたまた、日本ので通信のカバー割合(約98%)を下げることで普及するのか。
今後の値下げはどうなるのかを見守りたいと思います。