7月から「マイナポイント」の申し込みがスタートしました。
特徴をまとめると、
・キャッシュレス決済サービスが対象
・上限は5000円分
・一回の購入・チャージの25%を付与
・付与は2020年9月1日〜2021年3月31日までが対象
このようになります。この記事では、
・どんなサービスなのか
・申し込み手順
・注意点
この3点について詳しくみていきます。
「マイナポイント」ってどんなサービス?
出典元:総務省
「マイナポイント」はキャッシュス決済でポイントが還元されるサービスです。「総務省」が2019年9月から「消費活性化策の一環」として進められて来た事業で、
・消費の活性化
・マイナンバーカードの普及
・国と民間企業(官民)が連携したキャッシュレス決済の基盤作り
この3点が目的になっています。
利用できるキャッシュレス決済サービスは100近くある
マイナポイントを利用できるキャッシュレス決済サービスは、主に
・ICカード(電子マネー)
・QRコード
・クレジットカード
これらを利用した時に付与されるます。利用できるサービス登録は2020年6月26日時点で95社あります。
ラインナップの一例を見てみると、
ICカード(電子マネー) | Suica/PASMO/nanaco/など |
---|---|
QRコード | FamiPay/LINEPay/d払いなど |
クレジットカード | エポスカード/楽天カード/三井住友カードなど |
このような感じですが、官民キャッシュレス事業ということもあり、多くのサービスで利用できそうです。
また、現時点で申し込みが可能はサービスはこちらで確認できますので参考にしてみてください。
→現時点で申込みが可能な決済サービス一覧(*pdfが開きます)
「マイナポイント」登録手順は3ステップ
1.マイナンバーカードの取得
2.マイナポイントを予約
3.マイナポイントを申し込み(キャッシュス決済の連携)
この3ステップが登録の流れになります。
なお、ポイント付与は2020年9月〜2021年3月31日までのチャージ・買い物が対象になります。
それぞれ見て行きます。
1.マイナンバーカードの取得
マイナンバーカードをもっていない人は取得が必要になります。個人番号カード交付申請書を持っている場合は、
・スマホ
・PC
・証明用写真機
・郵便
この4つで取得申請が可能です。持っていない人はマイナンバーカード総合サイトから「マイナンバーカード交付申請書」をダウンロードするか市役所などで手続きできるので調べてみてください。
*マイナンバーカードの発行には約1ヶ月程度かかります。
2.マイナポイントを予約
・スマホ・PCで24時間オンラインで予約が可能
・マイナポイントで続きスポットでも予約が可能
「スマホかPCのオンライン予約」と「マイナポイントで続きスポットでの予約」が可能です。
予約・申請で必要なものは下記になります。
・マイナンバーカード
・申請・受け取り時に設定した数字4桁のパスワード
オンライン予約ではいくつか準備しておく環境があります。
・スマホは、「NFC」規格を搭載したスマホが必要
・スマホアプリのダウンロードが必要
・PCでの申し込みは、別途でカードリーダーライタが必要
それぞれの対応機種やアプリ・ソフトのインストールはこちらで確認できます。
→マイナポイントの予約・申込方法
「マイナポイント手続きスポット」は下記になります。
・市町村窓口
・郵便局
・ドコモ・au・ソフトバンクのそれぞれの店舗
・コンビニ(セブンイレブン・ローソン)
・イオングループのスーパー
・みずほ銀行
・家電量販店(ビックカメラ・ヤマダ電機)
下のマークがあるお店で予約・申請をすることができます。
出典元:総務省
参考元:総務省マイナポイント事務局
3.マイナポイントを申し込み(キャッシュス決済の連携)
・好きなキャッシュスサービスを選択
・申し込み方法は予約と同じサイト・アプリでできる
・2020年9月以降に選択したキャッシュレスサービスでチャージ・買い物するとポイントが付与される
好きなキャッシュスサービスを選択して申し込みをします。申し込み方法は予約したサイトやアプリでそのまま申し込めます。
だだし、注意点は
・申し込みで選択できる方法は1つのみ
・申し込み後に選択変更はできない
この2点で、申し込みするサービスによって付与されるタイミングが違うので確認してから申し込むと良いです。
参考動画
「マイナポイント」の注意点
・マイナンバーカードがないと申し込めない
・個人情報の漏洩の危険性
・付与ははじめるのは9月1日から
・期間は3月31日までで終了
・スマホをもっていない場合はICカードやクレジットカードで申請
マイナンバーカードを持っていないと当たり前ですが、申し込みできません。
ここで問題になるのが、そもそものマイナンバー申請自体の「個人情報漏洩」のリスクです。
個人情報の扱われ方や漏洩の危険だ。
名古屋市の河村市長は「人生不変のパスワードを持ってくださいというもの。時代遅れも甚だしい」と制度自体を批判している。また、政府はマイナンバーと金融機関の口座との紐づけを義務化する検討を始めていて、将来 国に資産を把握されるのではないかなどといった懸念の声もある。
引用元:Yahoo!ニュース
このような声もあり、「オンラインの確定申告」や「健康保険証」として使えるようになるなども便利さと同時に問題視される傾向にありますね。
また、7月から予約・申し込む開始ですが、付与スタートは9月で申し込んですぐに付与されない点にも注意です。
しかも3月末までの期間限定(上限5000円)でこれを過ぎると付与されないのも注意が必要ですね。
また、スマホをもっていない人も「ICカード(電子マネー)」や「クレジットカード」で申請してそれを使って決済すれば付与の対象になります。電子マネーなどでも特設サイトでの登録が必要です。
SNSの反応
ツイッターの反応も見て行きます。
https://twitter.com/uribou_zhg/status/1278273898727919618?s=20
https://twitter.com/hanachanz_11/status/1278272834616168454?s=20
マイナポイントどおしよっかなー
aupayかなぁ— ちゃ (@mintindakara_jp) July 1, 2020
マイナポイント何にしよっかな~。楽天カードとWAONで迷ってます。いつも行くスーパーでWAON使ってるから生活費の足しにいいかと思いつつ、付与される時期にそのスーパー使う環境にあるかが流動的。身の振り方をまず決めないと。
— リキオ(お金とアートの勉強中) (@rikio_fp) July 1, 2020
https://twitter.com/TSURASA_ZZ/status/1278273366072287232?s=20
「5000円なら、めんどい」という声や「決済サービスどれにしようかな」といった声が多い印象でした。
「早速、登録した!」というツイートも多かったですね。
まとめ
まとめると、
・「マイナポイント」はキャッシュス決済でポイントが還元されるサービス
・利用できるキャッシュレス決済サービスは100近く
「マイナポイント」登録手順は3ステップ
・付与は2020年9月1日〜2021年3月31日までが対象
・上限は5000円分・一回の購入・チャージの25%を付与
こんなかんじです。
「マイナポイント」の予約・申請は自身でも試しましたが、かなり簡単でした。
実際は、「マイナンバーの申請・発行」が一番大変なのかもしれませんね。