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環境問題についての海への影響、プラスチックごみの日本での取り組み

海外でのプラスチックなどの環境問題に対する取り組みが進んでいる中、日本での取り組みはどうなのでしょうか?

前提として、プラスチックは自然分解されません。近年では、海に多くのプラスチックごみが流れ着きクジラやウミガメなどの生き物たちにも被害が出ています。

クジラだけでなく、ウミガメやイルカ、海鳥など他の海の生き物でも、海に漂流しているビニール袋などのプラスチックを食べたり、プラスチック製の袋や網が体にからんだりして、死んでしまったり傷ついてしまったりする例が数多く報告されています。

引用元:政府広報オンライン

このため、欧州などでは消費者側から海洋汚染を意識して、プラスチックを使用しないことを小売店に求める動きもあります。これで新素材が進められているのですが、問題もあると指摘されています。

プラスチック 新素材の問題についての記事はこちら

プラスチックに変わる素材、環境問題に取り組むイギリスやEUの動きプラスチック製包装やストローなどの使用を禁止する企業が世界的に増えている一方で、その行為が環境破壊につながるという意見が出ているようです。...

日本の海洋汚染

これは日本でも例外ではなく、時に日本は島国で四方を海に囲まれているので年間で多くの漂着ゴミが流れていきており環境省の調べによれば、2016年度に全国で回収されたもので3万トンにもなると言います。

参考元:政府広報オンライン

3万トンと言っても、あまり想像できないかもしれませんが「東京タワー」が重さ約4000トンなのでそれを考えれば「東京タワー」7.5個分の重さのゴミが流れていている計算です。

しかも、ほとんどが日本国内で出てゴミなのです。

日本でのプラスチックゴミ問題の取り組みは?

では、日本ではどんな取り組みがされているのでしょうか?

一般的に有名なのは「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」です。いろいろなところで目にするので馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

プラスチックゴミは分別することで再利用することができる「資源」に変わります。

身近でできる取り組み

・リデュース

マイバッグを持参してレジ袋を減らす、ファミレスのドリンクバーなどのストロー利用をなくすといった方法が挙げられます。

・リユース

身近で言えば、シャンプーやハンドソープの詰め替えやマイボトルを使用して、ペットボトルや容器のゴミを減らすというものです。

最近、流行りの「メルカリ」や「ジモティー」といった使わなくなった物を繰り返し使用すると言ったこともこれにあたります。

・リサイクル

消費者としてのリサイクルでできることは、「分別」するということです。

上記でも書きましたが、分別されるとプラスチックゴミは「資源」になります。

主に活用されるリサイクル用途

・マテリアルリサイクル
回収後にペレット化(細かい固まりにする)して、プラスチックを再ペットボトルや文房具など、そのまま新しいプラスチック製品に作り替えます。

・ケミカルリサイクル
回収後にガス化、高炉原料化などをして燃料として活用していきます。

・サーマルリサイクル
焼却されるときに発生する熱をエネルギーとして利用します。以前はダイオキシンの問題がありましたが、現在ではこれを発生させない方法が生まれています。

参考元:リユースリサイクル情報局

「プラスチックに変わるもの」を利用することもリサイクルででいることの一つです。

これは世界でも多くが注目していることもあり、各地で新技術の開発もなされています。

まとめ

プラスチックなどの環境問題は、海洋汚染など様々あります。

このままでは、2050年にはプラスチックゴミが海の魚を上回るという予測もあるようです。

日本での取り組みも世界と同様に取り組んでいくことが大切ですね。