2024年に新しいNISAが導入されます。
この新しいNISA、現在のものと何が違うのか気になりましたので調べてみました。
今回はこの新しいNISAがどのようなものなのか、投資を始める時に何が始めやすいのかをまとめていきたいと思います。
NISAのおさらい
NISAとは、2014年に導入された少額投資非課税制度で、年間120万円分の株式や投資信託が非課税で運用できる制度です。
2016年には「ジュニアNISA」、2018年には「積立NISA」と種類も増えてきました。
簡単に違いをまとめるとこうなります。
・一般NISA
年間120万円の非課税投資枠で株や投資信託に投資することができます。
多彩なラインナップで自由に選択できるのが特徴です。
年間の非課税投資枠 | 120万円(月10万円) |
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非課税投資期間 | 最長5年 |
つみたてNISAとの併用 | 不可 |
・ジュニアNISA
子供のために資金準備をするのが目的でして、年間投資枠が違うだけで内容は「一般NISA」と変わりません。
ただし、こちらは子供が18歳になるまで、途中の支払いは原則できないのが特徴になります。
年間の非課税投資枠 | 80万円(月66,666円) |
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非課税投資期間 | 最長5年 |
つみたてNISAとの併用 | 不可 |
*ジュニアNISA口座の投資可能期間は、2023年で終了する予定です。
・つみたてNISA
年間40万円の非課税投資枠で株や投資信託に投資することができますが、投資方法は積立に限定されています。
また、投資対象になる商品も一定の基準を満たしたファンドに限定されているのが特徴です。
年間の非課税投資枠 | 40万円(月33,333円) |
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非課税投資期間 | 最長20年 |
一般NISAとの併用 | 不可 |
非課税投資枠とは、株や投資信託(投信)などの運用益や配当金を一定額非課税にすることです。
通常口座では利益が出た時に20.315%の税金がかかるのですが、NISA口座で利益がでた場合は、上記が適応されるので、節税効果が期待できます。
2024年に導入の新NISA
では、新しく2024年に導入される新しいNISA導入での変更点を見ていきます。
・一般NISA
変更点→2024年からの非課税投資枠は2段階になっており、年間非課税投資枠が1段階部分で20万円、2段階で102万円までで合計122万円つかます。
*2段階目になるには1段階に投資しないと進めない仕様になっているのが特徴です。
年間の非課税投資枠:120万円→1段階20万円、2段階102万円(合計122万円)
・ジュニアNISA
変更点なし→こちらは利用者が少ないこともあり、2023年で投資可能期間は終了になります。
この時点で20歳になっていない場合は、継続管理勘定で20歳になるまで非課税で保有することができます。
継続管理勘定とは?
ジュニアNISAで2023年以降に非課税期間が終了する場青、口座開設者(子供)が20歳になるまで金融商品を保有するための非課税の勘定です。
この場合には新規の投資を行うことがでません。
参考元:金融庁
・つみたてNISA
変更点→非課税投資期間が20年(2037年)であったのですが、5年延長して2042年までになります。
非課税投資期間:2037年(最長20年)→2042年
初心者がしやすいのは一般か積立どっち?
一般的に「一般NISA」と「つみたてNISA」は併用することができないませんが、投資初心者の方は(私も含めてですが。)両方ともに始めやすいと思いますが、個人的にはつみたてNISAが始めやすいと思います。
一般NISA→まとまった額での購入、積立の両方できるので自由が効く。
ある程度自由に投資したい、つみたてと両立していきたい、まとまった資金があるといった方はこちらが有効的です。
つみたてNISA→積立の買い方しかできない分、非課税投資期間が長い。投資できるファンドが限定される。
少額の資金でコツコツと積み立てる、貯金感覚で始めたい、ファンドの選び方とかわからないという方はこちらの方が始めやすいと思います。
私自身はファンドの知識もあまりないので「つみたてNISA」を1年前くらいからしていますが、貯金感覚で毎月数千〜1万円前後を利用しています。
始めた理由は貯金以外で資産になるものに投資したいのと、毎月の貯金の割合を当てて利用することを念頭にしていたので少額からはじめられて管理も楽な「つみたてNISA」を選んでます。
コツコツでも貯まる感覚なので気づいたら増えてるという感じで続いています。笑
大事なのは、自分のライフプランにあった活用方法を探すことだと思いますので自分にあったやり方をしっかりと探していきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は新しいNISAについてまとめていきました。
2024年からの新しいNISAになっても基本的には、「一般NISA」の精度が変更された感じなので、始める目安としては現在とあまり変わらなそうですね。
しかし、1段階目の制度ができることで、「多額な金額が必要ではない」などのこれから使いたい人から利用しやすいイメージになるしれませんね。
新導入されるNISAは「低リスク枠」がポイントになりそうですが、利用しやすさはわかりやすさはどうなるのでしょうか?
興味がある方はぜひ、自分にあった内容を探してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。