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【ガザ区抗戦】パレスチナ人の思い、ハマスはどういう存在なのか?

2021年5月上旬にパレスチナ自治区「ガザ地区」でイスラエルからの空爆が続きました。

イスラエルとパレスチナは1948年のイスラエル建国後、4度の戦争、そして、いくつもの抗争が行われており、今回のパレスチナ武装組織とイスラエル軍による抗争は2014年に起こった以来の大規模なものになり、ガザ地区では2000発近い空爆、250人以上の犠牲者を出しました。

現在は、エジプトの介入などがあり、イスラエルとパレスチナは停戦協定を結んでいる状態です。

この記事では、パレスチナ人の現地の声にスポットを当てて、ハマスの印象や抗戦についてどんな心境なのかを調べたことをもまとめていきます。

パレスチナ抗戦地「ガザ地区」

ガザ地区は人口200万人のパレスチナ人が暮らしています。

1967年の第3次中東戦争位以降、占領していたイスラエルは2005年にガザ地区を撤退、それと同時に封鎖しました。

それ以降、ガザ地区はイスラエルに封鎖された状態が続いています。

下水の整備が追いつかず、海が汚染され電波塔が設置できずにいまだに2G回線を利用、家を建造するにも資材が制限されているので建てれない状況が続いているのです。

移動手段に車以外にロバを使い、1日5~6時間程度しか電気が供給されません。

(屋台はスーパーなどは、大型ジェネレーターを数台持ちい電気を使いまわしています)

先述したとおり、5月の抗戦では、空爆により250人以上もの犠牲者を出しました。
飲食店などが立ち並ぶすぐ横の建造物は破壊され、その下敷きになった人々もいます。

イスラエル側は空爆を勧告してから予告空爆をしました。中には直接、非難するように電話がかかってきたこともあったと言います。

しかし、勧告なしの空爆もあったとされていたり、目標になった空爆地が下水の通った道路だったりしたこともあったようです。

パレスチナの実権を握る「ハラス」

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、武装闘争によるイスラム国家樹立を目的として設立した武装組織です。

イスラエルとの和平を目的としたパレスチナ自治区政府(PLOが母体となっている)とは別の組織でガザ地区での最大勢力です。

アメリカやEUからテロ組織に指定されている一方、ノルウェー、ロシア、エジプトなどの政府は指導者と対話をしている各国からの評価は様々という印象です。

パレスチナ人にとってのハマスの印象

ここまでみていると、過激派な組織なイメージが出ているかもしれませんが、パレスチナ人にとってのハマスはどのような印象なのでしょうか?

「TBS NEWS」の現地レポやSNS、ネットの情報では、パレスチナ人の多くはハマスを認めていて、

ガザ地区の現地の声も、数年前には、「戦争(武装的に解放する意味)をすることで解決することは反対」という意見が多かったものの、

現在は、「戦争はしたくないけど、このままで、奴隷のような生活を続けるのか、ムズカシイ問題だ」という意見が多くなっていたと言います。

現地の人たちからみたら、イスラエルの侵攻は「制限された奴隷のような生活」を象徴しているものでもあります。

現に今回の抗争の発端もパレスチナ人への聖地エルサレムの退去(4月にイスラエル占領下の東エルサレムでパレスチナ人が退去を求められた)であり、それに真っ先に動いたのがハマスなのです。

こうしたパレスチナ人の声を代弁する形をとっているのは、実質的にハマスです。現地の人の声では国(パレスチナ自治政府)は何もしてくれないけれど、ハマスは色々動いてくれているというイメージがあるとも語られています。

パレスチナの人々は普通の生活をしたいだけ

ここまで、読んでみるとパレスチナ人はインフラ整備されていない街で暮らし、仕事もままならず貧しい生活をしている。

武装集団の組織が支配している。危ないイメージがある。などの印象があるかもしれません。

しかし、パレスチナの人々は普通の生活をしたいだけなのかもしれません。

これが難しい問題なのであくまで僕が調べた情報を見てみて読み取った感想として書きます。

占領していたイギリスを筆頭に国連がパレスチナ人(アラブ系の人々)の元々の土地に、イスラエル人(ユダヤ系の人々)の国を建国します。

1948年のことであり、パレスチナの土地の57%をイスラエル建国で与えました。

当時ホロコーストの衝撃が世界中に知れ渡った時期のことです。

ここから、パレスチナ問題は始まり、第三次中東戦争でほどんどの土地をイスラエルが占領しました。

パレスチナ人はそのことを憎んでいないなんてないと思います。しかし、宗教や民族はウエルカムとも言っています。

増やすこともしないし望んでない。

ただ、この今ある地で暮らしていくことを望んでいると言います。

これをネット情報で知って、侵略もしないし、争いも好んでいないのだ。

普通の人間であり、普通に勉強して、生活して、子供を育てて、辛い思いをして、幸せな気分になり、ひっそりと老いて死んでいく。

当たり前の暮らしと生活と人生を求めているだけじゃないのかなと思ったんです。

まとめ

今なお続くパレスチナとイスラエルの抗争に、現地のことばを中心に調べたことをまとめてみました。

ガザ地区の悲惨は抗戦の市街地の中には、今も笑顔で逞しく生きている人々がいます。

スーパーは生活のための資源を揃えていたり、屋台には食べ物を売っている人もいます。

ビーチでは、りんご飴などを売り歩く少年もいます。

しかし、そのガザ地区ゆういつのビーチには下水の整備が不十分なため、汚水が流れ込んでいます。

抗戦はしなくないし、子供たちが傷つく姿も見たくない、でも侵攻や封鎖を止めないと奴隷のような生活を子供達も続けることになる。

そんな葛藤はパレスチナの現地の人々にはあるのだと思います。

参考

・https://youtu.be/o5V6l7r0dfM(TBS NEWS)
・https://youtu.be/UL-71lILs8s(ジョーブログ)