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夏の熱中症対策7選+マスク着用時の注意点と対策

梅雨から夏にかけて、猛暑が続く中で注意することが必要なことは「熱中症」です。
特に梅雨の終わりにかけての気温や湿度が急に高くなる時期に熱中症は起こしやすいといわれています。
また今年はこれに加えて「感染防止策」でマスクなどをして外出することが多くなると予想されます。
今回は熱中症の対策と合わせてマスクによる熱中症リスクをみていきたいと思います。

熱中症の原因

熱中症は、体温が上がり、体内の水分や塩分が少なくなり体温調節機能(汗をかくなど)がうまく働かない時に起こります。そして原因は環境・身体・行動に分けられます。

環境

・気温が高い場所
・エアコンがなく閉め切った室内
・熱波現象
身体
・体温上昇
・水分不足
・塩分不足
・体調不良による脱水症状
・糖尿病などの持病
行動
・長時間の屋外作業
・慣れない運動・作業
・水分補給ができない環境

これらが挙げられます。
長時間、暑い環境にいることでの「体温の上昇」と、それによる発汗や汗の蒸発で「水分」と「塩分」が不足することが主な原因です。

直射日光は閉め切った部屋に長時間いるのはもちろんですが、湿った室内でじんわりと汗をかいたり、急な温度変化などでも熱中症になる可能性があります。

熱中症になるとどうなるのか

症状の重症度が3つに分けられます。

軽症(熱けいれん)
・立ちくらみ
・筋肉がつる(こむら返り)

中等症(熱疲労)
・全身の倦怠感
・脱力感
・頭痛
・吐き気
・下痢

重症(別名:熱射病)
・高体温(体が暑い)
・意識障害、全身けいれん
・運動障害(歩けない等)
・発汗機能停止

参考元:環境省 熱中症予防情報サイトー熱中症になった時は

軽症の段階や中等症ではなかなか気づきにくいかもしれませんね。だたし、重度になってそのままにしておくと深刻な事態にもなりかねないです。

熱中症になってしまった時の対応

・緊急事態と認識する
・涼しい環境へいく
・なるべく薄着になる(ジャケットを脱ぐなど)
・ベルトやネクタイをゆるめて通気性を確保
・水で濡らしたタオルや冷えたペットボトルで首の後ろや脇の下を冷やす
・うちわ・扇風機でとにかく風を当てる

参考元:環境省 熱中症予防情報サイトー熱中症になった時は

これらの応急処置をすることで、重症化することや救命できるかにつながります。まず、我慢せずに体調に異変を感じた時に行動することが大切です。

夏の熱中症対策7選!

熱中症は事前に予防が重要です。
具体的は熱中症対策を7つほどあげていきます。

・こまめに水分補給(1日目安は1.5ℓくらい)
・運動などで汗をかいた時は塩分もとる
・ゆったりした服を着て通気性を良くする
・エアコンを使用する(冷やし過ぎに注意)
・急に暑い場所などへの移動に注意
・ウォーキングや適度な運動などで汗をかく
・同じ理由で入浴やサウナもあり

参考元:熱中症予防情報サイトー熱中症を防ぐためには

このような対策がネットで挙げられていました。

特にこまめな水分は重要です。飲むものも同時に塩分を摂取できるスポーツドリンクなどがおすすめです。服もゆるくきたり素材を薄い通気性の良い格好にすると、涼しく感じることができます。

室内にいて風がない日などはエアコンを使うことで気温だけではなく湿度対策になります。ただし、冷やしすぎると体内に負担がかかってしまうので注意です。

また、急に暑いところで作業をしたり、慣れていない運動をすると身体がその環境に適応できなくなり体温調節のバランスが崩れてしまいます。
人には身体を少しずつ暑さに慣らしていく(暑熱順化)が備わっていて、暑さへの慣れは少しずつ起こっていくんですね。

なので、ウォーキングなどで普段から汗をかいていれば、熱中症や夏バテなどの予防にもあります。これと同じ理由で、サウナや入浴をすることで発汗作用が高まるので予防効果があります。ただしこれらも、体調などを考慮して無理なく進めることが大切です。

夏場のマスク着用は熱中症リスクあり?

夏場も感染拡大防止対策でマスクの着用はしていくことになりそうです。そしてマスク着用については熱中症リスクが高まることも懸念され、「マスク着用により放熱効果が低下する」ことが主な熱中症リスクと考えられます。

しかも、暑い中でマスクをすると、口の周りが蒸れていき汗をかきます。これを拭くことで感染リスクが高まることもあるといいます。

夏を乗り切る!マスク着用時の熱中症対策

・夏のジョギングなどはマスクなしで
・帽子や水分補給など熱中症対策はいつもより意識
・マスクを外して口元の汗を拭く時も感染リスクを警戒しておく
・手洗い、うがいをマメにする
・通気性・冷却性の高いマスクを着用する

マスクをすることの最大の利点は自身の飛沫を周りに飛ばないようにするためです。なので外出時はこれからも着用することは多くなると思います。
夏に向けて、状況に応じて外すことや夏用マスクを着用するなどの熱中症対策をして、外す際などは感染リスクを意識した行動をとることが大事になってきます。

まとめ

今やマスクはスーパーや商業施設などにいく時もエチケットとして切り離せない存在になりつつあります。さらにこれからの時期は熱中症が多くなるので、体調管理や熱中症対策もしっかり行っていきたいですね。