コロナの大流行と共に訪れていた脅威がありました。それは「バッタ」です。
2月初めに東アフリカで「サバクトビバッタ」は大雨などが影響して大量発生しました。
東アフリカではバッタの被害が甚大で、毎日3万5千人分の食料を食べ尽くしてしまうほどです。
これがまさに、被害地域では深刻な食糧危機をもたらししてます。
現在はインドに甚大な被害
現在は、インドにサバクトビバッタが大量発生しています。
今で農村部が中心だったのが、ジャイプールというラジャスタン州の州都(人口約300万人)にまで発生しており、住宅地にも進入しています。
航空機にも影響があるとして、インド政府でも警鐘を鳴らしています。
航空機の進路妨害になるほどに飛べるって恐ろしいですよね。
バッタの大群、飛行ルートは?
現在確認されている飛行ルートは、
東アフリカ→イラン高原→パキスタン→インド→×(ヒマラヤ山脈越えられない)
→引き返して東アフリカ・スーザン・エチオピアなどが被害を受ける
このような感じで進行しています。
今のところ、ヒマラヤ山脈は越えていません。
専門家からもバッタの飛行高度や、寒い地域に弱い生態から、ヒマラヤは越えられないという見方のようです。
今年の夏はさらに大繁殖する?
インドやパキスタンなどの被害は6月から、さらに増加していくと言います。
その原因はエピオピア・ソマリア辺りの「アフリカの角」という地域でおきるサイクロンにあります。
インド洋で普段雨が降りにくい地域に、サイクロンの影響で大豪雨が起こり、バッタがそこに大量の卵産むことになります。
そして繁殖していき、大量発生することが警戒されています。
「聖書」や「コーラン」にも伝承が記されている
バッタの大量発生は大昔から書かれていて、「聖書」やにもイスラム教の聖典「コーラン」にも記述されているほどです。
そういう背景もあり、こういったいわゆる「蝗害(こうがい)」は神格化させているとも言われます。
近年でも2003年や2005年に西アフリカで大量発生し、この時も農業に大打撃を与えており、その被害は25億ドルとも言われます。
SNSの反応
ツイッターの反応を見ていきます。
アフリカで発生したサバクトビバッタの大群がインドに到達し、農作物に被害を与えている模様。熱波と合わせて食糧危機が起こる?
— 水亀の人 (@MIZUMIZUGAMEGA) June 2, 2020
サバクトビバッタ、大西洋を渡ってカリブ海までは行ったことがあるとのことなので、もう少し頑張って今の北米大陸に殴り込んだら終末論盛り上がりそう
— くーりえ (@cuttercourier) June 2, 2020
アジア圏、サバクトビバッタにヨトウムシに大変やな。。。コロナで騒いでる場合じゃなさそう
— ナラきと (@roumanclub) June 2, 2020
アジア圏、サバクトビバッタにヨトウムシに大変やな。。。コロナで騒いでる場合じゃなさそう
— ナラきと (@roumanclub) June 2, 2020
サバクトビバッタって最後どうなんの?食べるもの無くなって滅びるか気温が変わって減っていくかとかそんな感じ?
— な (@0innr) June 2, 2020
まとめ
個人的には3月頃にYouTube動画でバッタ被害を見たのですが、6月に入り深刻化が取り上げられるほど話題になってきたなと感じました。
これからのサイクロンや雨季の季節にどのようになるのでしょうか。
参考動画