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【イエメン内戦】コロナで停戦延長、市民は停戦でも医療、食料が不足

5年近く続くイエメン内戦は、新型コロナウイルスの影響により4月9日から2週間の停戦をしていましたが23日の期限切れを受けて、サウジ主導の連合軍が1ヶ月の停戦延長をすることを発表し、現地での停戦を求めました。

参考元:ヤフーニュース

イエメン内戦の停戦の延長

イエメン軍と連合軍は、サウジ主導の連合軍がイエメンでの停戦の延長を発表したことを歓迎し、イエメンの医療従事者が国内で新型コロナウイルスの感染拡大と闘えるようにするために、イランが支援するフーシ派に現地で停戦するよう求めた。

引用元:ARAB NEWS Japan

世界的な新型コロナ感染拡大のより、停戦を2週間延長することをも呼びかてており、
現地にも停戦を求めているとしています。

しかし、停戦が表明された後も攻撃が続いているといいます。

市民の感染防止に水も不足

国連児童基金(ユニセフ)によると、子ども920万人を含む1800万人近くが、安全な水を安定して手に入れることができずにいる。水道水を利用できるのは人口のわずか3分の1ほどだ。

引用元:時事ドットコムニュース

イエメン内戦で崩壊した医療体制の中、市民の多くに安全な水を手にすることも難しいとしており、感染予防として手洗いを呼びかけることはできてもその手洗いをする手段があるのかを心配する声も上がってます。

イエメン内戦とは?

イエメン内戦は、2015年から現在にかけてイエメン共和国で起きている内戦で、ハディ暫定政権を支えるサウジと反政府武装組織フーシ派に近いイランの代理戦争になっています。

イエメン内部では、海上、国境の封鎖、空爆などにより、結婚、葬式場、市場、学校などが破壊されました。

これにより物資不足、上下水道などのインフラの破壊での衛生状態の悪化に伴いコレラが蔓延してしまいます。

激しい内戦の影響で「世界最悪の人道危機」が起きていると言われており、1000万人以上の人々飢餓に瀕しているといわれています。

参考元:GLOBE+

ネットの反応

ネットの反応を見ていきます。

・「ウイルスのおかげで地球の環境破壊も改善され、戦争もストップできるなんて、皮肉だな。」

・「一番可哀そうなのはイエメンの一般国民。内戦にコロナにバッタの襲来。停戦になっても医療も食料もなくコロナに立ち向かえというのか。」

・「目に見えない敵を恐れて停戦できるならば、目に見えている相手と紛争を止めることはたやすいと思うが、宗教が絡むと難しいのかな。」

・「戦争は「コロナとの戦い」だけでになってほしい。このまま、永遠に終わらせる事を願いますね。」

まとめ

イエメン内戦の停戦延長の発表など、新型コロナウイルスの影響が一つの内戦を止める事態にまでなりました。

だた戦場の渦中にいる市民や難民の方々は、医療の崩壊や施設の破壊、飢餓などに苦しんでいることを考えると停戦ではない方法もあるのではないかと感じています。