有志以前の動物や恐竜の化石が発見されることが多い地域としても有名なアルゼンチンのパタゴニア地方で、巨大魚の化石が新たに発見されました。
7000万年前に恐竜と共存していた巨大魚の化石が、アルゼンチン南部パタゴニア地方で発見された。https://t.co/kIWGUJmj6C
— AFPBB News (@afpbbcom) July 8, 2020
7000万年前に恐竜と共存していた巨大魚の化石が、アルゼンチン南部パタゴニア(Patagonia)地方で発見された。同国の古生物学者らの研究チームが6日、発表した。
引用元:Yahoo!ニュース
・発見された地域について
・生息していた時代はどんな時代か
・同種などはどんな生物だったのか
こんな感じで進めていきます。
発見された地域は「パタゴニア地帯」
今回、この化石が発見されたのは、南米の国アルゼンチンの首都「ブエノスアイレス」から南下した場所に位置する「コルウエ・ウアピ湖」周辺です。
Google マップ
この一帯をパタゴニア地帯ともいい、有志以前の動物や恐竜の化石が発見されることが多い地域としても有名です。
「化石」が生息していた時代はどんな時代か
今回発見された化石は
・捕食性魚類の化石
・全長6m越えの巨大魚
・7000万年前の白亜紀末期に生息
・パタゴニア海域を泳いでいた
このような特徴があります。
全長6mの大きさは現在ではかなりの巨大生物ですが、7000万年前といえば、
・恐竜最後の時代「白亜紀」
・その500万年後くらいに大量絶滅が起きる(白亜紀末)
こんな時代です。恐竜が全盛期だったこともあるので、サイズ的にはこの化石くらいのものはぞろぞろいたのではないでえしょうか。
また「捕食性魚類」だと言われていて、
「胴体は顕著に細く、その先に巨大な頭部がある。顎は大きく、針のように鋭い、長さ数センチの歯が生えている」
引用元:Yahoo!ニュース
このように、身体的な特徴も捕食に特化していることかfら、生態系では「捕食者」として君臨していた可能性も高いです。時期的にも「大量絶滅(白亜紀末)」と重なっていることことから絶滅の原因はこれがあるのかもしれません。
同種は「シファクティヌス」という大型の捕食性魚類
発見された「化石」の同種は地球上の歴史から見ても最も大型の捕食性魚類である「シファクティヌス」であると推測されます。「シファクティヌス」の特徴は、
・体長約5〜6m
・細かく鋭利な歯をもつ
・水中での最高時速60km
・水面から飛び跳ねることも可能
・極めて捕食性が高い
このような感じで、スペックを見ただけでもかなり凶暴な捕食者だったことが伺えます。
さらに、この時期に生息していた大型のサメ(クレトキシリナ)や、2倍近くの体長差があった「モササウルス」に対峙しても逃げきれ、反撃できたとされています。
参考元:シファクティヌス ウィキペディア(Wikipedia)
まとめ
こうした発見で、有志以前の生態系や地球の気温や地質などを研究することにつながるので、貴重な発見ですよね。
個人的にはこうした発見はロマンがあるので、これからもどんな発見があるのか楽しみです。