恐竜・古生物

恐竜を絶滅させたのは「火山噴火」ではない?白亜紀大量絶滅に新説


恐竜などが多く生息してた時代であった約6550年前、「ビック5」の1つとされる大量絶滅が起こりました。これを「白亜紀末の大量絶滅」と呼びます。この原因に近年、新説が唱えられているといいます。

この記事で知れること

・白亜紀はどんな時代だったのか
・白亜紀大量絶滅ってなに?
・絶滅の原因はどんなものがあるのか
・新しい説はどんなものなのか

白亜紀は「恐竜」が大繁栄した最後の時代

恐竜が地球に出現したのは、2億5000万年前の「中生代」でした。この時代は、

・三畳紀
・ジュラ紀
・白亜紀

と3つの時代からなり、主に「ジュラ紀」は恐竜のもっとも栄えた時代といっても良いでしょう。
その次の時代である「白亜紀」は地上、海洋ともに爬虫類・恐竜が支配していました。

地上の恐竜・抑留 ティラノサウルス・トリケラトプス・プテラノドンなど
海洋の生物 モササウルス・クレトキシリナ(でかいサメ)など
哺乳類 ネズミなどの有胎盤類(現生哺乳類の主流)への分化ははじまる

こんな感じですね。まだまだ哺乳類はネズミなどの体が小さい生物も多く、ひっそりと大型の恐竜の影に隠せていた感じでしょうか。

「白亜紀末の大量絶滅」で全生物の70%が絶滅

そして、6550万年前に「白亜紀末の大量絶滅」がやってきます。

・全生物の70%が絶滅
・アンモナイトの絶滅
・恐竜が現在の「鳥類」につながる「原鳥類」など以外はほどんど絶滅

このように、突如とし、これまで生態系を支配していた恐竜などの大型生物は、地球上の生物の70%の絶滅とともに突如として滅んでいきました。

絶滅の原因はどんなものがあるのか

では、大量絶滅の原因はなんだったのでしょうか。下記の2つが絶滅の原因だと考えられてきました。

・巨大隕石衝突
・大規模火山の噴火

「巨大隕石」はチクシュルーブ隕石とよばれており、直径がおよそ10〜15キロの隕石が落下。その衝撃でメキシコのユカタン半島の北部に約160キロのクレーターをつくりました。
「大規模火山の噴火」はデカン ・トラップと呼ばれるインドのデカン高原にあった火山群が噴火したことにより80万立方キロメートル以上の溶岩を排出し、大量のCO2が温暖化をもたらしたと言われています。

新しい説では「火山の噴火」が生命を回復させていた可能性も

では、新しい説ではどのようなものなのか。
英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究員アルフィオ・アレッサンドロ・キアレンツァ氏と英ブリストル大学の気候学者であるアレクサンダー・ファンズワース氏が「6600万年前の地球地球の気候モデル」を作成して絶滅をシュミレーションしました。
参考元:ナショナルジオグラフィック

 その結果、すべてのモデルが、デカン・トラップは恐竜の絶滅に影響していないことを示した。火山による長期的な温暖化は、恐竜を絶滅させてはいなかったことになる。デカン・トラップの影響で極端に日光が遮られたとするシナリオでも、恐竜の生態系が全滅することはなかった。
引用元:ナショナルジオブラフィック

という結果がでたのでした。また、

 研究チームのモデルからは、意外な事実も明らかになった。実は、デカン・トラップは生命の回復に貢献していた可能性がある。火山のCO2排出によって、冬の厳しさが和らいだというのだ。
引用元:ナショナルジオグラフィック

このように、デカン・トラップの影響は「絶滅」する原因でなく、「生命の回復の貢献していた」可能性が出てくる結果になりました。

まとめ

・白亜紀で恐竜時代が終わる
・その原因は「白亜紀末の大量絶滅」
・大量絶滅は「巨大隕石」と「大規模火山の噴火」が原因ということが言われていた
・新たな説は「火山の噴火」が生命を回復させていた可能性」

近年の研究で今までの定説を覆すようなことが発見されています。こうした研究はこれからも注目していきたいと思います。

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